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2023.04.20
「フェンディ」がエキシビション「ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛」展を東京・表参道で開催
「フェンディ(FENDI)」が2023年4月20日からエキシビション「ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛」展を東京・表参道で開催。同展は、2021年に伊ローマのイタリア文明宮で行ったもので、東京での開催はそれに続くもの。
「ハンド・イン・ハンド~卓越した職人技への称賛」展は、ブランドのDNAであるイタリアンクラフツマンシップへの変わらぬ敬意を表したもの。同ブランドのアイコンバッグ「バゲット」と「ピーカブー」を題材にした展示をしている。
世界中のアーティストや著名人が「ピーカーブー」をカスタマイズ
エントランスを抜けると「ピーカブー」の展示コーナーが現れる。世界中から選ばれたデザイナーやアーティスト、著名人たちが真っ白なキャンバス地の「ピーカブー」をそれぞれのアプローチでカスタマイズした作品を集結した。米国の大規模アートフェア「デザインマイアミ」や、2018年に誕生10周年を祝して発足した「アーティスト ピーカブー プロジェクト」などで発表した作品に加え、小川貴一郎、マイケル・ラウ、香港の女優で起業家のカリーナ・ラウ、デザイナーのサビネ・マルセリス、ヤン・テ・オ、クーン・カプート、ピーター・マベオスタジオの作品も展示。そして、今回のために日本のアーティスト、山口歴、高木耕一郎、万美がカスタマイズした3点の新作「ピーカブー」も発表した。
イタリア各地のアルチザンが「バゲッド」を再解釈
「バゲット」は1997年、アクセサリーおよびメンズウェア部門のアーティスティック ディレクター、シルヴィア・フェンディによって、メゾンのアイコンバッグとして発表。同展ではイタリアの各州のアトリエや工房に呼びかけ、その土地に古くから受け継がれる様々な伝統工芸技術を駆使して「バゲット」を再解釈した19点の作品を展示している。
空間演出では、デジタルとフィジカルの手法を用いて職人技のプロセスを表現。床から天井まで続くLEDスクリーンが先祖代々受け継がれてきた職人の技を映し出している。
同展に参加したアルチザンの中から、ウンブリア州のアトリエ「メルレット・ディ・オリヴィエート」のロヴィザ・ロレッタと、バジリカータ州のマリアンナ・ダクイーノが来日し、それぞれの「バゲット」製作に用いた独特の技法を実演する予定(4月20日から4月23日限定)。
また、東京でのエキシビショでは、栃木県足利市で創業80年を誇る「にしかた染織工房」の4代目で歴代最年少の栃木県伝統工芸士に認定された西形彩も参加。襴織物をベースとする日本の伝統工芸に敬意を払い、彼女はまず、さまざまな植物の葉や根、茎で、紺、紫、桃、橙、黄、灰色の明るい色彩にウール糸を手染めし、その後、手織りによって「バゲット」バッグを作り上げた。さらに、仕上げには日本の美術織物の最高峰として知られる「綴れ織り」を用いた。色の強さとデザインの複雑さが、アーティストの感性を余すところなく表現している作品だ。
来場セレブリティ
Courtesy of FENDI
■フェンディ ハンド・イン・ハンド エキシビション~卓越した職人技への称賛
会期:2023年4月20日(木)~2023年5月8日(月)
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目35-6
開催時間:午前11時 ~ 午後8時 (最終入場 午後7時)
※イベントなどにより、開催時間は予告なしに変更となる可能性有り
※最新情報はフェンディLINE公式アカウント内の特設ページで確認可能