「ドリス ヴァン ノッテン（Dries Van Noten）」が、アーティザナルな独自の染色技術が際立つ、メンズとウィメンズのデニムのカプセルコレクションを2023年4月19日に「ドリス ヴァン ノッテン」各ショップと公式サイト、および「エッセンス（SSENSE）」モントリオール本店と公式サイトで限定発売した。

　シャツ、ショートパンツ、アウター、ジーンズで構成した今回のコレクションは、「ドリス ヴァン ノッテン」の手仕事と日常のためのオーセンティックなファブリックとが融合。常に「ドリス ヴァン ノッテン」の中心にある職人技によって、何世紀にもわたって進化してきた複雑なブリーチ・ディッピング加工のプロセスを施し完成させた。

Photography: Sarah Piantadosi

　大胆なぼかしの濃淡が印象的なアイテムは、象徴的なインディゴとセルリアンブルー、無駄を削ぎ落としたブリーチ・ホワイトのミニマリズムとのコントラストを描き、デニムのワークウェアの定番を、「ドリス ヴァン ノッテン」のアーティスティックな感性によって再解釈した。

　デニムのブリーチ・ディッピング加工は、ベルギーの現代美術家、ジェフ・ヴァーヘイエン（Jef Verheyen）の光を駆使した作品の、その方法を探究する手段として20211春夏ウィメンズコレクションの中で初めて発表した。

　彩度の高い色が、同じファブリックの上で突然対照的な色調に変化するそのプロセスは、今は亡きアーティストの抽象的な色のグラデーションから着想を得たもの。今回のカプセルコレクションでは2011年のオリジナルデザインを今日のダイナミックでカジュアルなスタイルへと発展させている。

Courtesy of Dries Van Noten

■「ドリス ヴァン ノッテン」公式サイト