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2023.02.22
「ミュウミュウ」がショートフィルムプロジェクトの最新作「EYE TWO TIMES MOUTH」を公開
「ミュウミュウ(MIU MIU)」が、2023年2月15日にショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語(MIU MIU WOMEN’S TALES)」の第25弾として、リラ・アヴィレス監督による最新作「EYE TWO TIMES MOUTH」を発表。イギリス・ロンドンのカーゾンメイフェアシネマで初公開した。同作は、「ミュウミュウ」公式サイトおよびユーチューブ公式チャンネルで閲覧できるほか、オンライン動画配信サービスMUBIでも配信を予定している。
2011年より「ミュウミュウ」がスタートしたこのショートフィルムプロジェクトでは、これまで国際的に活躍する女性映画監督が撮影を担当し、ときに美しく、ときには妖しく、そして幻想的な世界を女性ならではの感性によって色鮮やかに描き出してきた。
また出演する女優やモデルだけでなく、衣装として使用した「ミュウミュウ」のコレクションも「女性たちの物語」において重要な役割を果たしており、それは例えば、権力と欲望、虚栄と装飾、儀式とルール、夢と悪夢といった、女性たちの日常に潜む瞬間を洋服が語ることでストーリーを牽引することにも通じている。
「ミュウミュウ」が女性監督たちに「21世紀の女性らしさを鋭い視点で称える作品を制作して欲しい」という依頼を元にした各フィルムに共通しているのは、「女性たちは自分自身をどのように見ているのか?」「女性たちはお互いをどのように見ているのか?」「外見は常に女性たちの思想や知性を示すもので、官能性や悦びと容易に切り離すことのできないものではないのか?」といった時代を超えたテーマについての問いかけだ。
今回、最新作「EYE TWO TIMES MOUTH」を手掛けたリラは1982年メキシコ生まれ、現在は同国の独立系映画監督、脚本家、プロデューサーとして国際的に活躍している才能ある女性映画監督だ。
同作で主人公のルスを演じるのは、メキシコシティを拠点に、実際にソプラノ歌手として活動するアケミ・エンドウ。ルシアン役には、著名なテノール歌手アラン・ピンガロン、チオ役にはベテラン女優のイレーネ・アキコを起用した。2023春夏コレクションを衣装としながら、制作された作品のあらすじは次のとおり。
ギャラリーで働くルスの夢はオペラ歌手になること。そんなルスに、メキシコシティの大劇場で上演される「マダムバタフライ(蝶々夫人)」のオーディションの話が舞い込む。稽古に打ち込むルスに、友人のルシアンとチオは発声の仕方とハンドダンスと呼ばれる振付を指南。二人はルスに言う。「口は目の倍も大きんだ。このすべては、世界を司る神様からの贈り物なのだ」。
なお、過去の作品はいずれも、独占インタビュー、撮影風景とともに、「ミュウミュウ」公式サイトで閲覧することができる。
■「EYE TWO TIMES MOUTH」
シーズン:2023春夏コレクション
公開日:2023年2月15日
監督/脚本:リラ・アヴィレス
Courtesy of MIU MIU