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2023.01.22
「ヴィヴィアン・ウエストウッド」がヴィヴィアン財団設立 ヴィヴィアンの人生のレガシーであるクリエイティビティとアクティビズムを称える
Photographed by Juergen Teller
「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」が創業者のヴィヴィアン・ウエストウッドの人生とその活動に敬意を表し、保護とその遺産を継承するためにヴィヴィアン財団を正式に発足。
同財団は2019年にヴィヴィアンが設立した非営利企業で、より良い世界を作り、ヴィヴィアンの計画を実行するために存在している。気候変動を止める、戦争を止める、人権を守る、資本主義への抗議を4つの変革の柱としている財団の目標は、NGOや個人と協力し、これらの柱に対する意識を高め、具体的な変化を起こすことだ。
ヴィヴィアンは真のオリジネーターとして、ファッションとアクティビズムを通じた絶え間ないイノベーションを生み出してきた。彼女はパイオニアとしてパンクウェアの創造や、歴史的ドレスの製作、オートクチュールに至るまでその活動は多岐に渡った。デザイナーとして、また公人としての立場を、様々な活動や自らの思想のためのプラットフォームとし、過去20年以上にわたる気候変動に関する絶え間ないキャンペーンは変化をもたらす触媒となった。
彼女のスローガンである「Buy Less, Choose Well, Make it last」は、今やファッション業界の世界的な指針となっている。ファッション業界で活躍した彼女の生きがいとなったのは思想に基づいた活動だ。彼女は人生の大半を財団の「変革の4つの柱」に集約された問題について発言し、これらのテーマについて国際的な注目を集めてきた。
ヴィヴィアンは「チャリティーやNGOは命を救うことができる。しかし、政府の協力なしには、体系的な変化を実現することはできない。私たちが自らを救える唯一の方法は、政府の援助であり、私たちの戦略を法律で規定しなければならない」と言葉を遺した
常に自分の考えや戦略を変えることを厭わず、しかし世界をより良い方向に変えるという目的だけは決して変えなかったヴィヴィアン。財団は、ヴィヴィアンのデザインの管理者であり、彼女の遺志を継いでいくという。
Courtesy of Vivienne Westwood