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2022.12.20

「ルイ・ヴィトン」が没入型エキジビジョン空間にカフェを併設した「LV ドリーム」をオープン 百貨店ラ・ベル・ジャルディニエール跡地を会場に

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、2022年12月15日(木)に9つの展示空間とカフェ、チョコレートショップ、ギフトショップを擁する新名所「LV ドリーム(LV DREAM)」を、仏パリ1区に位置する百貨店ラ・ベル・ジャルディニエール跡地にオープンした。

 

 メゾンのインスピレーションを育んできた歴史にオマージュを捧げる没入型エキジビジョンの開催を目的としたこの施設では、メゾンとアーティストたちとの絶え間ない対話から生まれた独創的な解釈を、観客がそれぞれの空間を辿ることで体験することができるという。

 展示構成は会場の順路に従って、「ルイ・ヴィトンーーそれぞれの視点(Louis Vuitton: As seen by…)」、「川久保怜が捉えたヴィトンの世界(The World of Vuitton According to Rei)」、「ファッションにおけるレザーグッズ(Leather goods in Fashion)」といったテーマごとに区切られている。

 

  • ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム1:アレックス・カッツ『ガストン-ルイ、ルイ、ジョルジュ』(2021年)、油彩、キャンバス、ルイ・ヴィトンコレクション ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム1:ツァオ・フェイ『Mr. ルイ』(2021年)、3Dアニメーション、38秒 ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム2:(左から)ミスター・カートゥーン『パリのロスト・エンジェル』(2021年)、『ストコフスキーのデスク・トランク』(1964年)、モノグラム・キャンバス、エピ・レザーロバート・ウィルソンとのコラボレーション『ワードロブトランク』(2001年)、キム・ジョーンズとフラグメント デザインとのコラボレーション『ギターケース』(2017-18秋冬プレコレクション)、モノグラム・エクリプス フラッシュ キャンバス、ダミアン・ハーストとのコラボレーション『メディカル・キャビネット』(2009年) ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム3:『Origins』として展示されているのは、「ルイ・ヴィトン」の初期および現代のクリエーションから選ばれたピース ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム4:「アート・オン・シルク(Art on Silk)」 ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム4:「アート・オン・シルク(Art on Silk)」 ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム5:「川久保怜が捉えたヴィトンの世界」 ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム5:「川久保怜が捉えたヴィトンの世界」 ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム6:「アイコンの再解釈(Reinterpreting Icons)」 ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム6:ロメオ・ジリとのコラボレーション『ランドネバッグ』(1996年)、モノグラム・キャンバス ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム7:「レザー・グッズ・イン・ファッション(Leather Goods in Fashion)」、村上隆とのコラボレーション『マリリン トランク』(2007年)、モノグラム・マルチカラーキャンバス ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム8:「まっさらなキャンバスとしてのバッグ(Bags as Blank Canvas)」、下記のアーティストやブランドによって再解釈されたバッグ「キーポル」が展示された壁面、ジェフ・クーンズ、スティーブン・スプラウス、草間彌生、「シュプリーム(Supreme)」、ジェイク&ディノス・チャップマン、ウルス・フィッシャー、NIGO®︎、ローレンス・ウェイナー ⒸLOUIS VUITTON

  • ルーム9:「アートとファッションの出逢い(Art Meets Fashion)」、アーティストのジム・ジョーとコラボレーションした「ルイ・ヴィトン」2022春夏メンズコレクションのルック ⒸLOUIS VUITTON

 数あるハイライトの中でも、アーティストのアレックス・カッツとタトゥーアーティストのミスター・カートゥーンによる「ルイ・ヴィトン」のポートレート2作品(ルーム1)の展示は今回が初めて。

 続く、「川久保怜が捉えたヴィトンの世界」(ルーム5)では、「コム・デ・ギャルソン(COMME des GARÇONS)」のアーティスティック・ディレクターであり、これまで「ルイ・ヴィトン」のために「パーディーバッグ」(2018年)と「バッグ ヴィズ ホールズ」(2014年)という2つのカプセルコレクションを手がけてきた、デザイナーの川久保怜をフィーチャー。穴があいたような空間デザインによって、来場者はまるでバッグの中に入ったような錯覚が楽しめるという。

 順路を締めくくる最後の空間、「アートとファッションの出逢い(Art Meets Fashion)」(ルーム9)においてもインタラクティブな演出が採用され、アーティストのダニエル・ビュラン、デザイナーのNIGO®︎、元モデルのグレース・コディントン、デザイナーのクリストファー・ネメスを中心とした動体感知アニメーションが映し出される。

 

  • マキシム・フレデリック、「シュヴァル・ブラン パリ」のシェフパティシエ ⒸLOUIS VUITTON

  • カフェ「マキシム・フレデリック アット ルイ・ヴィトン」 ⒸLOUIS VUITTON

  • 「ルイ・ヴィトン シグネチャー」、チョコレートエクレア by マキシム・フレデリック ⒸLOUIS VUITTON

  • トリュフチョコレート、マキシム・フレデリックが「マキシム・フレデリック アット ルイ・ヴィトン」のためにレシピを考案 ⒸLOUIS VUITTON

  • 梨のシャルロット、マキシム・フレデリックが「マキシム・フレデリック アット ルイ・ヴィトン」のためにレシピを考案 ⒸLOUIS VUITTON

  • チョコレートの樅の木、マキシム・フレデリックが「マキシム・フレデリック アット ルイ・ヴィトン」のためにレシピを考案 ⒸLOUIS VUITTON

 さらに「LV ドリーム」の上階に併設された、カフェ兼チョコレートショップ「マキシム・フレデリック アット ルイ・ヴィトン」は、パリのラグジュアリーホテル「シュヴァル・ブラン・パリ」のスターシェフパティシエであるマキシム・フレデリックが監修したもので、内装は植物をテーマに青々としたトロピカルな植物が添えられた。

 フレデリックは、パリの高級ホテルとして知られるル・ムーリスやジョルジュ・サンクなどで腕を磨いたのち、2020年より「シュヴァル・ブラン パリ」を拠点に活躍。その実力が認められ、レストランガイド「ゴ・エ・ミヨ2022」から「ペイストリー・シェフ[パティシエ]・オブ・ザ・イヤー」賞が授与された経歴を持つ。

 なお、今回のためにフレデリックは、ダエミ・シェイプの板チョコレート、チョコレートマシュマロの「ヴィヴィエンヌ」、モノグラム・ボンボンといったスイーツを開発。子供が喜ぶ風変わりなピースから、濃厚な味や洗練を極めたパティスリーにいたるまで、さまざまな年齢や嗜好に応える甘いクリエーションを用意した。

  「LV ドリーム」での旅を締めくくるギフトショップには、施設限定のアイテムに加え、厳選されたレザーグッズ、アクセサリー、フレグランス、アートブックなどを販売。パリ市民と観光客のために構想された「LV ドリーム」は、入場無料のオンライン予約制で、期間は2023年11月15日(水)までを予定している。

 

■「LV ドリーム」
期間:2022年12月15日(木)〜2023年11月15日(水)
会場:旧ベル・ジャルディニエール百貨店(パリ1区、ポンヌフ通り2番地)
時間:11:00〜20:00(入場無料、要オンライン予約)
※「マキシム・フレデリック アット ルイ・ヴィトン」およびギフトショップは、予約なしで入店可能

 

「ルイ・ヴィトン」公式サイト

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