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2022.12.13
大規模複合開発中の大阪駅前「うめきた」で「うめきたMIDORIコレクション」を開催 「ニサイ」のランウェイショーも
阪急電鉄株式会社は、2022年12月11日(土)に大阪府北区の大阪駅前開発区域内「うめきた外庭SQUARE」にて国土交通省との連携のもと「うめきたMIDORIコレクション」を開催した。
大阪駅前の貨物ヤード跡地にて大規模複合開発を進めている、うめきたプロジェクト。2013年に「グランフロント大阪」を開業した先行開発区域に続き、現在うめきた2期地区開発プロジェクトとして、「みどりとイノベーションの融合(fusion of “”Greenery and Innovation”)」をテーマに、うめきたから大阪、関西、そして世界をリードするまちづくりに取り組んでいる。「うめきたMIDORIコレクション」は、そのテーマに沿ったクリエイティブ人材を梅田に呼び込み、イノベーションを創出する国際競争力拠点を形成することを目的として開催された。
画像:会場の様子
今回メインイベントとして、古着のリメイクをメインとした一点ものが特徴のファッションブランド「ニサイ(nisai)」が、うめきた2期地区開発プロジェクトのテーマである「みどりとイノベーションの融合」をコンセプトにショーを行った。テーマは「Day Dream Believer」。
「開発には夢がある。その夢を共通項にコレクションを表現した」と松田直己デザイナーが語ったコレクションは、モデルたちが夢と現実の間を彷徨うような表現や演出がされた。真夜中の黒を表現する真っ黒に染められたアランニットや、星や月の光が差した夜を想起させるブルーのデニム、ニットのパッチワーク、そして夢の中の楽しさを思わせる色彩豊かなペイントや箔を施したアイテムなど、ブランド独自のアーティスティックな夢の世界を見せた。ダイバーシティ&インクルージョンを表現するためにモデルは一般からも募集し、老若男女のモデルたちが、個々の個性を打ち出すスタイリングで登場した。
画像:「ニサイ」によるショー
また、うめきた2期地区開発プロジェクトのもう一つのテーマである「Osaka MIDORI LIFE」では、これまでの都市づくりのパラダイムを超えて、国籍や年齢、性別、障害の有無など、多様性を受け入れて知恵を分かちあい、それぞれのQuality of Lifeの向上を感じられる社会の構築に貢献することを目標に掲げている。そしてそれを実践するため、地元大阪のデザイナーと住民が創り上げるファッションショーも開催され、作り手と観客が一丸となってイベントを盛り上げた。
取材・文:アパレルウェブ編集部
画像提供:うめきた外庭SQUARE運営事務局