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2022.09.26
「フェラガモ」がマクシミリアン・デイヴィスによるデビューコレクションを発表 TWICEのチェヨンなどセレブリティも集結
「フェラガモ( Ferragamo)」が、2022年9月24日13:30(伊現地時間)、新クリエイティブディレクターのマクシミリアン・デイヴィスによるデビューコレクションを旧ミラノ大司教座神学校で発表した。
ブランドのニューチャプターの幕開けとなる同コレクションについてデイヴィスが、「ハリウッドの文化を取り入れることで、サルヴァトーレの原点に敬意を表したかったのです。しかしそれは、エフォートレスとセンシュアリティー、サンセットとサンライズといった対極的なものや新旧が入り混じる新しいハリウッドです」とコメントしている。
ロゴを変更しブランド名を「フェラガモ」とした同ブランド。新たなラグジュアリーの表現は、現代的な明快さとフィレンツェの優雅なドレープを融合させたメゾンの原点へのオマージュに向かった。
たとえば幻想的なエレガンスは、シアーなニット、なめらかなシルク、オーガンジーのレイヤーを通して具現化され、ルネッサンス期を思い起こさせるスエードのサンダルや、洗練されたアクセサリーと合わせて提案した。
テーラリングでは、80年代のクラシックでマスキュリンなテイストを、現代のワードローブとしてアレンジ。ウィメンズウェアによく使われる素材を取り入れ、完璧なプロポーションと、ルーズながらも洗練されたデザインを実現した。
アーティストのレイチェル・ハリソンの作品「サンセット シリーズ(Sunset Series)」から抜粋した、オプティックホワイトから深いインディゴ、バターソフトイエローからスカイブルーといったカラーパレットも、グラデーションプリントや手染めのニットに彩りを添えた。
デイヴィスは、カラーパレットについて「カリブ海の文化において海が持つ意味、それは自分の真の姿を映し出し、 本当の自分を感じられる場所です。私はフェラガモというレンズを通して、そのような視点から見たものを表現したいと思ったのです。」と説明している。
また、デビューコレクションの舞台となった17世紀建立の旧ミラノ大司教座神学校は、聖シャルル・ボロメオの命によりサンジョヴァンニ修道院の跡地に建設されて以来、バロックから新古典主義建築までの模範とされてきた真の傑作だ。
そうした特別な意味合いを持つショー会場には、シンガーソングライターのケレラやモデルのジョーダン・バレット、フォトグラファーのタイラー・ミッチェル、TWICEのメンバー、チェヨンら数多くのセレブリティが来場した。
■「フェラガモ」2023春夏コレクション