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2022.09.13
三原康裕が代表を務める 「ソスウ」がアーティストの遊び場「NACC/日本橋アナーキー文化センター」をオープン
株式会社ソスウ(SOSU)が、さまざまなアーティストのクロスカルチャーの発信地となる「NACC/日本橋アナーキー文化センター」を、2022年9月10日(土)より始動した。約1年間の期間限定で実施される同プロジェクトでは、近年の都市開発で変化を続ける日本橋を拠点に、さまざまなアーティストが自己表現を行う“遊び場”を作り上げていく。
プロジェクトの発端となったのは、オランダの歴史家、ヨハン・ホイジンガが著書「ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)」(1938)で語った「遊びは文化より先に」という人間観だ。その中で語られた「遊び」という文脈が薄れ「文化=商業」と定義付けられている昨今において、「NACC/日本橋アナーキー文化センター」は自己表現の“場”としてだけではなく、クロスジャンルの化学反応を引き起こす“場”として、表現方法の異なる作家の作品を紹介する。
会場の空間デザインは、インサイドアウト(Insideout ltd.)の久保寛人氏が手掛け、オン(ON)の大井裕介氏と中坪多恵子氏のサポートのもと、既存の内装や什器を取り壊すことで展示空間へと再生された。
今回のグランドオープンには総勢13組のアーティストが一堂に会し、約一ヶ月半にわたって展示を行う。ファッションでは、ニューヨークを拠点とするジュエリーデザイナーの奥田浩太、「リコール(RequaL≡)」のデザイナー土居哲也、「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」のデザイナー富永航が参加。
アートでは、アーティストグッズや書籍などを販売するオンラインショップG/P+abpの後藤繁雄ディレクターを迎えたグループ展「現代写真のアナキズム Ontological Anarchy on Photo」を開催。気鋭の現代写真家、伊藤颯、岡田佑里奈、羽地優太郎、前田梨那、松井祐生(関川卓哉)の5人が出展している。
また音楽では、パフォーマンスアーティストの山川冬樹を迎え、音楽家の伊東篤宏とのパフォーマンスライブを予定している。
■「NACC/日本橋アナーキー文化センター」展示風景(一部)
■「NACC/日本橋アナーキー文化センター」
会期:2022年9月10日(土)〜10月20日(木)
住所:東京都中央区日本橋室町1-6-2日本橋室町162ビル1F
定休日:会期中は全日営業
時間:10:00〜19:00(平日)、10:00〜20:00(土日祝)
Tel:03-6262-3862
E-mail:nacc@sosu.co.jp
協賛:アオイネオン株式会社、株式会社 七彩、
協力: JFW 推進機構
※染め花を専門に扱うフラワーショップ「Camille-Tokyo」の出店をはじめ、スーパーフルーティをコンセプトに超高品質コーヒーのみを扱う「Acid Coffee Tokyo」よりコーヒー豆の販売、NACC限定アイテムやアートブックなどの物販スペース有り。
■ “NACC/日本橋アナーキー文化センター” Vol.1
伊東篤宏、奥田浩太(KOTA OKUDA)、土居哲也(RequaL≡)、富永航(
HUMAN AWESOME ERROR (蔡海、恒良英男、福原志保、他)、Biko and Kenny from TZC、DIEGO
「現代写真のアナキズム Ontological Anarchy on Photo」Curated by SHIGEO GOTO
伊藤颯、岡田佑里奈、羽地優太郎、前田梨那、松井祐生(
Courtesy of SOSU