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2018.03.15
ジョルジオ アルマーニ パオロ・ヴェントゥーラ氏の作品展を開催 伊「アルマーニ/シーロス」で
「ジョルジオ アルマーニ」は、フォト・アーティストのパオロ・ヴェントゥーラ氏の作品を展示するエキシビション「RACCONTI IMMAGINARI(架空の物語)―BY PAOLO VENTURA」を3月8日から、同ブランドが運営する伊ミラノの文化複合施設「アルマーニ/シーロス」で開催。ヴェントゥーラ氏が製作した写真やデザイン、舞台セットなどの中から、約100点の作品を展示している。7月29日(日)まで。
ヴェントゥーラ氏は、架空の風景を写真に転化することにより、物語性の強い空想の世界を表現することで知られるフォト・アーティスト。今回のエキシビションは、同氏の作品に見られる独特の色づかいや、現実と虚構が入り混じる独自の世界観や視点にジョルジオ・アルマーニ氏自身が感銘を受け、開催を決断したという。
同展では、2010年発表の「Automaton」、2013年~2015年に発表した「Short Stories」、2013年~2018年に発表した「La Città Infinita」シリーズの作品を中心に展示。同展のために特別製作した「La Città Infinita」シリーズの新作も複数発表している。また、「La Cercatrice di Conchiglie」シリーズの一環として特別製作した3つの大型作品や、3次元的にストーリーを伝える3Dペーパーアート作品も披露している。
伊ミラノ出身のヴェントゥーラ氏は、1990年代からファションやデザイン、風景などを撮影する商業写真家として活動。その後NYに移住し、ブルックリンのスタジオで母国の祖母が語っていた昔の話などをもとに、世界第二次大戦中のイタリアをテーマにしたジオラマ製作を開始。2006年に出版した作品集「War Souvenir」で成功を収め、以降は世界各地で多数のエキシビションを開催。米シカゴのリリック・オペラや伊トリノの劇場「テアトロ・レッジョ」で上演されるオペラ作品の中で使われる舞台セットや舞台衣装のデザインなども手がけている。
今回の展示も、ヴェントゥーラ氏自身が自ら設営に関わっている。
■「RACCONTI IMMAGINARI」BY パオロ・ヴェントゥーラ 概要
期間:2018年3月8日~7月29日
開催場所:アルマーニ/シーロス Via Bergognone, 40, Milano
電話: +39 02 91630010