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2019.11.21
コム・デ・ギャルソンが衣装提供「オルランド」 ウィーン国立歌劇場での初演をOTTAVA.TVがライブ配信
「オルランド」を演出したポリー・グラハム(Polly Graham)氏
インターネット・ラジオステーションOTTAVA(東京、斎藤茂代表)が今年5月に開局した動画配信サービス「OTTAVA.TV(オッターヴァ・ティーヴィー)」は、世界最高峰のオペラ・ハウスと呼ばれるウィーン国立歌劇場で12月18日に初演される歌劇「オルランド(Orlando)」の模様をライブ配信する。「コム・デ・ギャルソン」(川久保玲デザイナー)が衣装を担当することでも注目されている。
「オルランド」は、現代のフェミニズム・ジェンダー研究に多大な影響を与えたといわれる英国の小説家・評論家であるヴァージニア・ウルフ(1882~1941年)が1928年に発表した小説「オーランドー」が原作。主人公が16~20世紀まで300年以上に渡り時代を超えて生き、男性から女性に転換するというストーリー。性転換やジェンダーを題材とした同作品を、世界的に活躍する女性トップクリエイターたちが現代的な演出・解釈でオペラ化する。演出はポリー・グラハム(Polly Graham)氏。作曲は、デヴィッド・リンチ監督の映画「ロスト・ハイウイ」(2008年)を原作としたオペラも手がけたオーストリア出身のオルガ・ノイヴィルト(Olga Neuwirth)。
舞台衣装を担当する「コム・デ・ギャルソン」は、オーランドーの生き方に共鳴しコレクションを制作。仏パリで6月21日に発表した「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)」、9月28日に発表した「コム デ ギャルソン」それぞれの新作コレクション、今回制作したオペラの舞台衣装を合わせて「オルランド三部作」と位置づけている。
「OTTAVA.TV」では、同公演のライブ配信に加え、日本時間12月19日午前3時から22日午前3時までの72時間の間にオンデマンド配信も行う。パソコンやスマートフォン、タブレットなどのブラウザでアクセス可能。利用料金は、1公演ごとの「シングル・チケット」(1,650円)のほか、「月額プラン」(1カ月3,600 円)や1万1,000円で好きな10公演を視聴できる「チケットブック」などを用意している。
■「OTTAVA.TV」公式サイト
http://ottava.tv