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2018.01.29
ベネトンG コミュニケーションリサーチセンター「ファブリカ」を一般開放へ
創業者ルチアーノ・ベネトン氏(右)と写真家オリビエーロ・トスカーニ氏
1994年に創立した伊ベネトングループは1月26日、同グループのコミュニケーションリサーチセンター「ファブリカ(Fabrica)」を一般開放すると発表した。
「ファブリカ」は世界中から選抜された若手クリエイターたちが、商品デザインや、WEB、映像など様々なセクションでそのクリエイティビティーを発揮する場として1994年にトレヴィーゾで創立。一般開放することにより、年間を通じて、詩から政治、食べ物からスピリチュアリティ、人工知能など、さまざまなテーマで、会議や公演、上映、ワークショップ、コンサート、展覧会などのイベントを継続的に開催する、“現代コミュニケーションの場”としていくという。
初日には、創業者ルチアーノ・ベネトン氏と写真家オリビエーロ・トスカーニ氏、ファブリカのチームがオープニングスピーチを実施したほか、人とテクノロジーとの関係性を探求するドイツ人写真家ダニエル・シュティア氏や、女性が日々受ける“ストハラ”を問題視し、インスタグラムを創設し世界中の女性に意識喚起を投げかけるオランダ人学生のNoa Jansma氏、様々なリズムとエレクトロニック・ジャンルをミックスしたストリートミュージックをサンプリングするパリ在住のメキシコ人ミュージシャンWakal氏らによる講演や展覧会などを行った。
「ファブリカ」を一般開放したことについて、同グループは、「ルネッサンス時代のアートワークショップのように、“形成芸術”を核として、議論を刺激して質問を促し、想像力を称える場として、世界中のマスターやプロフェッショナルな人材が集うための文化的基準地点であるべき」としている。
写真家ダニエル・シュティア氏Noa Jansma氏
Wakal氏
■ファブリカ(Fabrica)
住所:Via Postioma 54/F, Catena di Villorba (TV), ITALY
入場料:無料(場合によっては入場不可の場合もあり)
公式サイト:http://www.fabrica.it/