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2018.01.18
生産過程の可視化で話題「10YC」 新作スウェットシャツを発売
商品の原価や生産過程で生じるコストを公開しているアパレルブランド「テンワイシー(10YC)」(テンワイシー/東京、下田将太社長)が1月16日、新作のスウェットシャツ「10YC Sweat Shirts」を発売した。「テンワイシー」公式サイトで販売中。
コンセプトは、“素肌で着たくなるような着心地”。肌に当たる裏の糸にスペイン産ピマ綿を採用した。ピマ綿は、世界の綿生産の5%未満の希少な繊維とされており、繊維を加工することで、非常に滑らかでシルクのような手触りに仕上がるのが特徴。表と中の糸には特殊な紡績を施した糸を使用し、毛羽立ちが少なく、毛玉もできにくい表面に仕上げた。吊り編み機を使用した生地は、洗濯を重ねても綿本来の柔らかさや風合いが損なわれることなく、丈夫で長持ちするのが特徴。
さらに、動体裁断と呼ばれるパターン技術を導入している丸和繊維工業と提携。身体の動きに合わせてフィット感を高めるパターン技術を取り入れ、綺麗なシルエットと動きやすさを実現した。価格は1万2,800円(+税)。
「テンワイシー」は2017年12月にデビュー。製造委託先の工場と直接取り引きすることで、排除された中間マージンを商品の生産コストに投資。原価率は、従来のアパレルブランドの25%前後に対して、50%程度。自社製品の品質を保ちながら、工場に適正な工賃を還元することで持続可能なものづくりのサイクルを構築することを目指す。原価を公表するビジネスモデルはほかに、米「エバーレーン(EVERLANE)」などがある。
■10YC Sweat Shirts 商品ページ
https://10yc.jp/product/10yc-sweat-018/
■10YC 公式サイト
https://10yc.jp/