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2018.12.12

佐藤繊維のアパレル部門Sato-S²がグランプリ受賞 ジャパン・ベストニット・セレクション2018アワード

「JBKSアワード2018」授賞式。グランプリを受賞したSato-S²の佐藤正樹社長(前列右から3番目)

 東京国際フォーラムで開催されている国産ニット製品・テキスタイルの見本市「ジャパン・ベストニット・セレクション2018」は、出展作品の中から優れた技術・製品を表彰する「JBKS2018アワード」で、Sato-S²(東京・渋谷)をグランプリに選出した。

 Sato-S²株式会社は、山形県寒河江市の紡績&ニット製造会社・佐藤繊維のアパレル事業を担っており、「M&Kyoko」をはじめとする佐藤繊維の自社ブランドを直営店や全国百貨店、海外で運営。佐藤繊維のコンセプトショップ「GEA」を手がける。同アワードでは、「ニーズやトレンドを生かした上で、自社ならではの特徴であるホールガーメントをメインに使って製品を作っており、話題性と独自性のバランスが優れている」ことが受賞の決め手となった。

 準グランプリは、大河内メリヤス(福島県伊達市)とマックスニット(新潟県見附市)の2社。大河内メリヤスは、「デザインと編地のバランスがよく、ハイゲージからローゲージまで幅広い製品を作っており、製品のクオリティを保ちながら多様な製品を豊富に取り揃えている」こと、マックスニットは、「トレンドであるスポーツテイストの製品を作っており、消費者に受け入れられやすい」ことがそれぞれ評価された。また、特別賞には島精機製作所を選出した。

 JBKS実行委員会の高橋雅文委員長は初日に行われた開会式で、「eコマースや中古レンタルの盛り上がりなどマーケットが変革期にあるなか、ものづくりにおいてもそれに対する変化・対応が求められている」と指摘。「JBKSアワード」においても、ものづくりに対する評価だけでなく、マーケット視点による評価も加えていくとした。

 「ジャパン・ベストニット・セレクション2018」は、きょう12日17時まで。58社が参加している。

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