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2024.12.13
プラダ 青山店で「SEA BEYOND」テーマのトークイベント 環境写真家の写真展も開催
2024年12月11日、プラダ 青山店・エピセンターにて、プラダ・グループとユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)が協働して進める教育プログラム「SEA BEYOND」をテーマにしたトークイベント「Prada Possible Conversations」が開催された。
「Prada Possible Conversations」は、世界中の思想家、文化人、科学者、そしてファッションリーダーが集い、多様な視点からの対話を行うイベントシリーズであり、今回は5月にニューヨークで行われたイベントに続く形で開催された。
写真左から、
ジョアンナ・フィリッポフ、メーガン・マレロ、エンツォ・バラッコ、フランチェスカ・サントロ
今回のトークには、エミー賞ノミネート歴を持つ環境写真家・アーティストのエンツォ・バラッコ、ユネスコ-IOCシニア プログラム オフィサーのフランチェスカ・サントロに加え、全米海洋教育者協会(以下NMEA)の代表であるメーガン・マレロとジョアンナ・フィリッポフが登壇した。
メーガンがファシリテーターを務める形式でトークショーは進行。最初にエンツォがファッションフォトグラファーから環境写真家へ転じたきっかけや、最初に訪れた南極での撮影などについて話した。南極で変わった形状の氷山を撮影し、彼はその氷山を美しいと感じたのだが、後日環境についての専門家から「その氷山は戦っているんだよ」と指摘されたという。このことにより海洋環境への関心がさらに強まったという。その後、ファッションと自然撮影の相違点、最新書籍「The Blue on Fire, Hawai’i」の撮影エピソードなどについて語り、「私の作品が、人々に海への愛と感謝を思い出させるきっかけになればと思っている。私たちは皆、海の生物なのだ。ただ、それを忘れているだけだ。」と話した。
続いてメーガンはアメリカでの海洋教育の取り組みや活動での気づきを、そしてジョアンナは「ブルースクール」の活動について語った。
「ブルースクール」は、プラダ・グループがサポートする「SEA BEYOND」の枠組みの一環として、海を守る次世代の担い手を育成する教育イニシアチブの支援活動。ニューヨーク州、コネチカット州、ニュージャージー州の16の学校を「ブルースクール」とするNMEAとの初の協働プロジェクトに続き、ハワイの10校が加わっている。
魚類学者のさかなクンもビデオで参加。キャプテンを務める「SD BlueEarth・青い地球を育む会」をプラダ・グループが支援し、東京湾の海洋生態系に関する子供向けワークショップを実施予定で、「小さなこどもたちに、海や自然の現状を自分の目で見て、探究心を持って学んでほしい。2025年もSEA BEYOND様とともに活動を進めていきたい」とメッセージを送った。
同イベントに併せてエンツォの最新書籍「The Blue on Fire, Hawai’i」写真展のオープニングレセプションも行った。この書籍はハワイの美しさと脆さを捉えたもので、生物多様性への意識を高めることを目的としている。序文はミウッチャ・プラダの長男でラリードライバーとしても知られ,プラダ・
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