「グッチ（GUCCI）」が2023年10月30日、ビリー・アイリッシュとコラボレーションした非動物由来の素材、デメトラ（Demetra）で仕立てたバッグ「グッチ ホースビット 1955」を発表した。

　環境保護の力強い提唱者としても知られるアーティストのビリーとコラボレーションした同アイテムで使用したデメトラは、非動物由来の素材でありながらラグジュアリーな品質であり、柔らかさ、耐久性を備えている。

　「グッチ」初のデメトラ製ハンドバッグとなるこの「グッチ ホースビット1955」は、高級レザーのなめし加工で培った伝統的な職人技をよりエシカルなファッションの未来を目指して進化させようとする、「グッチ」の先進的なアプローチの証でもある。

　デメトラは原材料の75%が植物由来で、動物性の原材料は一切使用していない。「グッチ」の技術者たちによる2年間にわたる研究・開発の集大成であり、2021年からイタリア国内にある「グッチ」の自社ファクトリーで生産している。

　今回のコラボレーションを記念して、ビリーのありのままの声と姿をフィーチャーしたビジュアルとムービーによる広告キャンペーンを制作。ムービーは、ビリーの私的なアルバムを見るような飾り気のない瞬間を映画のようなトーンで捉えた映像で、彼女の曲「What Was I Made For?」に合わせて編集している。

　デメトラで仕立てた「グッチ ホースビット 1955」バッグの新作は、製品製造に循環性を取り入れるという「グッチ」の取り組みと、人々や地球によりよい変化をもたらすというブランド戦略に沿ったもので、進化の大きな一歩となるものだという。

　また、これらの取り組みをさらに強化するために、「グッチ」はビリーの母であるマギー･ベアードが2020年に米・ロサンゼルスで設立した非営利団体Support+Feedに多額の寄付を行った。Support+Feedは、植物ベースの公平な食糧システムの構築を通じて、食糧供給の不安定さや気候変動による危機に包括的に立ち向かうことを目的としている。

広告キャンペーン クレジット：
Creative Director: Sabato De Sarno
Art Director: Riccardo Zanola
Photographer: Tyrell Hampton
Director: Marcell Rev
Styling: Alastair McKimm
Talent: Billie Eilish
Make-up: Emily Cheng
Hair: Ben Mohapi
Music: “What was I made for?” by Billie Eilish

Courtesy of GUCCI

■「グッチ」公式サイト