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2022.12.05
「サンローラン」がマドンナの著書「Sex」の再版を記念した展覧会をアート・バーゼル・マイアミ・ビーチへ出展
「サンローラン(SAINT LAURENT)」がアンソニー・ヴァカレロ、キュレーションのリヴ・ドロワによるマドンナの著書「Sex」の再版を記念した展覧会を2022年11月29日~12月4日で開催したアート・バーゼル・マイアミ・ビーチへ出展した。
「サンローラン リヴ・ドロワ」は、コンテンポラリーアートフェアの期間中、同書から未発表25点の大判写真をこの日のためにビーチフロントに仮設されたボックスで展示した。
1992年に発売されたマドンナの挑発的な写真集は、その大胆なエロティックな内容と、性的な自己表現に対する自由な見解から、世界中で物議を醸した。最も象徴的なポップ・ミュージシャンの一人が構想し、ファビアン・バロンがアートディレクションを担当した「Sex」は、スティーブン・マイゼルによる印象的なイメージと、マドンナによる文章を収録。この本のページには、友人のナオミ・キャンベルやイザベラ・ロッセリーニが登場し、冒涜と芸術性、粗野と洗練、対立と優しさの間を行き来した。
30年後、「Sex」は文化とスタイルの重要な芸術品であり続け、エンパワーメントと流動的なアイデンティティの重要で恥じることのない主張として自分のセクシャリティを受け入れてきた無数の女性アーティストへの道を切り開いたのだ。マドンナのカルト的な本と同様に、「サンローラン」はその初期から、高級かつ破壊的な形で表現した、性の自由、生の創造性、大胆不敵な表現に内在する強さを支持してきた。
再販する「サンローラン」の限定版は800部、そのうち100部にはマドンナのサインを入れ、サイレント・オークションによりマドンナの慈善団体「Raising Malawi」に充てる。また、会場ではTシャツとトートバッグも販売した。
なお、同展示会にはアンソニー・ヴァカレロとゆかりのあるヘイリー・ボールドウィンやゾーイ・クラヴィッツなどのセレブリティも来場した。
来場セレブリティ