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2022.04.19

米国、WEB3時代向けに実施している様々な取り組み

 Apparel Web Innovation Lab(アパレルウェブイノベーションラボ)の会員誌「R」には創刊以来私(@nymix)も執筆者として参加させて頂いています。

 

 主にファッションとテクノロジーを軸にアメリカでの様々なビジネスの最新情報をお伝えしてきましたが。2022年度は、益々と広い人の間でも耳をする機会が増えてきた「WEB3.0」というニューエイジについて、アパレルウェブイノベーションラボでは、55号では「NFT」、56号では「Metaverse」、57号では「Web3.0」と三部作にわたり特集を組みました。

 

「NFT」、「メタバース」、「クリプト」の中でも個人的にNFTに興味と将来性を感じている私は、55号と57号の中で色々な角度から書かせて頂きました。

 今年に入り「NFT」に関心を持つと、ミントする人、クリエイトする人たちは、3月にオースティンで開催された「SXSW」そしてロサンゼルス開催の「NFT LA」といったイベントに参加。この他にもフロリダのマイアミで開催されたNFTのイベントもあり、4月15日から開催される音楽とアートのフェスティバルでもNFTは話題の一つとなる。

 5月にはミネアポリスでギャリー・ヴェイナチャック(通称GaryVee)が主催する、WEB3のコミュニティーのためのカンファレンスが数日に渡り開催が予定されており、そこにはNFT業界のアイコン的な人物やリーダーたちが集結し、参加するには特別なNFTのチケットを獲得することが求められている。

そのイベントが終わると次はニョーヨークで「NFT NYC」が今年も開催される。

 

昨年は11月に開催され、他都市で開催されるNFTのイベントと並び6月の開催だ。

 

 2018年8月にジョディ・リッチとキャメロン・ベールが「NFT.NYC」というNFTにフォーカスをおくイベントを開催することを発案。イベントはN Yのタイムズスクエアを開催地だ。

初年度は参加者が460名ほどだったと言われているイベントも昨年は、5,500人以上が参加し、イベントの参加チケットの購入には3000人のウェイトリストが登録されるほどだったという。 この数字からもNFTの世界が急成長し、注目が高まっていることがわかる。残念ながら去年はチケットをゲットすることが出来ず、私も悔しい思いをした一人。しかし少しでもこの歴史の変化を感じ取るべく、会期中にタイムズスクエアの11個のビルボードに流し続けられたNFT.NYCやNFTのクリエイターたちの広告をチェックしに走り回った。

NFT.NYC には3つのミッションを持っている。

  1. コミュニティーに声を持たせる

→2019年度のイベントではスピーカーが120人だったのに対し、今年はステージに立ちたいと願った人の51%がスピーカーとして倒産できる事を可能にした。限られた者のみではなく、出来るだけ多くの人に発言と発信の場を持たせる努力を行なっている。

 

  1. 似た様なプロジェクト、考えを持つ人々を繋ぐイベント

→人と人を繋ぐ事を可能とした証拠に今年のイベントでは300ものサテライトイベントが会期中に開催された。

 

  1. 幅広い人々へコミュニティーに参加してもらう

→良い意味で多くの業界をNFTを通じてディスラプトしていく。今年は240名もの主要メディアの記者がイベントに参加している。

 

 

NFT NYC 2022
https://www.nft.nyc/

すでに2022年のイベント(6月20-23日)のチケットは販売が開始され、通常のチケット購入方法の他にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)でも購入方法も用意されている。

 

 

Writer : RINA YOSHIKOSHI (@nymix)

Edited: ApparelWeb Innovation Lab


 

 

R I N A

90年代の米国がネットバブルだった頃に米国にて日本向けのファッションポータル事業にコンサルタントとして関わる。

 

以降、「ファッション」と「インターネット」上で行われるビジネスを中心とした事業に15年ほど携わり、Web製作やディレクション、ビジネスのコンサルタントを行う。現在は米国のファッション事情やトレンド、ファッションとIT関連を中心とした執筆、今までの経験と知識を活かしビジネスサポートも行っている。

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