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2021.10.07

【本音で語るツール活用術】WEBマーケティングツール最前線Vol.17  アフィリエイト広告の「バリューコマース アフィリエイト」

アパレルウェブ「AIR VOL. 51」(2021年9月発刊)より

written by 鎌戸隆輔(アパレルウェブ)

今回本音で聞いた企業:

バリューコマース株式会社
アフィリエイト本部
マーケット開発部 部長

遠藤 伸二氏

 日頃デジタルマーケティングを実践する中で、気になったツールやサービスを提供している会社に突撃取材します!サービスの紹介で終わるのではなく、デジタルマーケティングのヒントになる様な、ここでしか聞けないインタビューをアパレルウェブ1のツールマニア、鎌戸がお届けします。

ポイント:

今、改めてアフィリエイト広告にフォーカス!
成果報酬型でECにはマストな施策

取材するサービス:

アフィリエイト広告の「バリューコマース アフィリエイト」

どういうサービス?

そもそも御社がサービスとして提携するアフィリエイト広告とはどのような広告なのでしょうか。

 アフィリエイト広告はWeb広告の一種です。Web広告というと、Webサイトにバナーを掲載するディスプレイ広告やユーザーがGoogleなどで検索した際に検索結果の上位に表示されるリスティング(検索連動型)広告がありますが、これらのWeb広告はクリックした時点で、広告主に費用が請求されるケースがほとんどだと思います。一方で、アフィリエイト広告は成果報酬型のWeb広告となります。具体的には弊社が提携しているメディア(ブログやまとめサイトなど)を経由してCV(購入)が発生したタイミングで、広告主に成果報酬として費用を支払ってもらいます。裏を返すと、どれだけメディアで商品が露出されても、CVが発生するまでは費用がかからないので、費用対効果が抜群に良い広告となっています。

 

 成果報酬は売れた商品金額の〇%(定率)か〇円(定額)を選択できます。例えば、提携しているメディア(ブロガーやまとめサイトなど)の成果報酬を売上の5%に設定するとします。商品が売れた場合、売上の5%をメディアにお支払い頂くという形です。この成果報酬の料率は高ければ高いほど、メディアも熱心にその商品をアピールしてくれます。料率が低い方が費用対効果は高くなりますが、露出を強化したい場合はある程度料率を上げることも視野に入れなければいけないので、料率の設定は重要な要素となります。もちろん、出稿するメディアは広告主側で選定することができ、料率もメディアごとに設定が可能です。

類似する他社のサービスとの違い、強みはどこにあるのでしょうか。

 弊社は、累計広告主数7,400社以上、累計登録サイト数930,000サイト以上の日本最大級のASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)であり、日本で最初にアフィリエイト広告に取り組んだ業界のパイオニアです。上場しているASPは6社ほどいますが、その中でも、シェアNo.1の売上です。ソフトバンクグループ傘下のZホールディングスのアセットを活かした案件や掲載面を持っているため、広告主の売上に大きく貢献できることが大きな違いとなっています。

 

 また、広告価値を毀損しないための取り組みであるアドベリフィケーション対策に注力している点も強みです。アドベリフィケーション対策について、少し詳しくご説明しますと、Web広告はレポート上では表示回数が何万回、クリック数が何千回と表示されますが、実際にそれを証明することは難しいのが現状です。レポートの数値を広告主は信じるしかないのですが、こうした事情に付け込んで「botを使い表示回数やクリック数を稼ぐ」などの不正を働く場合があります。こうした不正を無くす対策、取り組みが今Web広告の配信側には求められていて、弊社はその取り組みに注力、自信を持っているということです。そして、弊社は提携するメディアの審査にも非常に気をつかっており、目視で確認しています。そのため、反社会的勢力や性的な表現がされているWebサイトは弊社登録メディアにはほとんどございません。こうした「アド(広告)」+「ベリフィケーション(検証する)」の意味を持つ、アドベリフィケーション対策は非常に注力して取り組んでいます。

 

  その他の強みで言うと、最近ではShopifyとも連携をしており、Shopifyアプリの「アフィリエイト連携(Affiliate Integrate)」をダウンロードして頂くことで、簡単にアフィリエイト広告を出稿してもらうことが可能です。(出稿には審査が必要)

売上に応じて広告費用が変動するバリューコマースのアフィリエイト広告

アパレルとアフィリエイト広告の親和性はいかがでしょうか。特に相性のいい商材やカテゴリーがあれば教えてください。

 アパレル業界とアフィリエイト広告との相性は良いと考えています。実際に大手を中心に多くのアパレル企業がどこかのASPを使ってアフィリエイト広告を導入済です。理由としては、先ほども申し上げましたが、“費用対効果の良さ”です。商品を提携サイトで露出しつつ、CVが発生するまで費用が発生しない(※1)アフィリエイト広告はアパレル企業から見ても魅力的に映っていると考えています。

 

※1:バリューコマースの場合、管理画面使用料の固定費は別途発生

アフィリエイト広告を出稿する広告主が抑えておくべきポイントがあれば教えていただけますでしょうか。

 提携しているメディアが異なるためASPによって得意なジャンルが異なる点は理解しておくべきポイントだと思います。例えば弊社は、金融、家電、アパレル含むショッピングサイト、コスメ、人材、旅行、グルメの売上が高く、得意なジャンルと言えます。あとは、何を目的にアフィリエイト広告を出稿するのか(新規獲得なのか?売上拡大なのか?など)が明確だとネットワーク内のどのメディアと提携するべきなのかをASP側からもご提案がしやすいと思います。また、近年の業界動向として“ITP(※2)への対応”と“アドベリフィケーション対策”の2点が挙げられますので、両分野においてASP側がどの程度の取り組みをしているのか?も確認をしておいた方がいいと思います。

 

※2:Intelligent Tracking Preventionの略でAppleのWebブラウザ「Safari」に搭載されたトラッキング防止機能

バリューコマースでは提携メディアを目視で確認している

最後にアフィリエイト広告を検討している企業やASPの乗り換えを検討している企業に一言頂けますでしょうか。

 アパレル企業であれば成果報酬型のアフィリエイト広告をやらない理由は無いと考えています。敢えて挙げるのであれば、ブランディングの側面から予期しないメディアに商品が露出する可能性ですが、広告主の意思で掲載メディアは選んでいただくことも可能です。また、冒頭に申し上げたShopifyとのアフィリエイト広告連携の取り組みは、LINEショッピングにも成果報酬型で出稿することが可能となっています。さらに、2022年5月31日までの申し込みであれば月額固定費(管理画面のサービス利用料など)が無料となっており、スタートしやすい環境を整えております。(※3)ShopifyでECサイトを立ち上げて間もない企業さんや他社ASPからの乗り換えを考えている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご連絡を頂けますと幸いです。

 

※3:ご利用にはいくつか条件がございます。

詳細は「https://www.valuecommerce.ne.jp/ecsite/shopify/」からご覧いただけます。

 

バリューコマース株式会社
公式サイト:https://www.valuecommerce.ne.jp/

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