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2024.06.10

「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス」港区立郷土歴史館で2025春夏ショー 海外でのフィジカル開催を目指す

 「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(Children of the discordance)」が2025春夏コレクションを東京・港区立郷土歴史館で発表。ミラノメンズにおいてオンラインでコレクション発表をしてきた同ブランドが東京でショーを行うのは3年ぶり。
 
 
 同館の庭園をランウェイとして使用。建物の中央エントランスからモデルが登場し、東京を拠点に活動するレイヴ・クルー「みんなのきもち」が手掛ける音楽にのせて庭園の舗道をウォーキングするという形式でショーを進行した。最初に現れたのはヴィンテージのTシャツを再構築して制作したバラクラバが印象的なルック。異国情緒が漂う。その後もエスニックやヴィンテージ要素を纏ったルックが次々と登場した。
 

 バンダナ柄のストリートルックで注目を浴びた同ブランド。今回もその持ち味を感じるが、よりスッキリとした印象を与える。そのキーとなるのが膝上のショートパンツ。ロングシャツやチュニック丈のトップスをあわせた。他には同柄セットアップ、加工感のあるスキニーパンツ、ロングパンツなどのボトムス使いが印象的だ。

 
  柄や刺繍、プリントやジャガード、ボンディング、キルティングなどテキスタイルバリエーションの豊かさも魅力。これらの素材はオリジナルで製作したという。90年代の「AKIRA」Tシャツをリメイクしたピースも目をひく。
 

 特徴的なバラクラバやヘッドギアはケンタロウヤマモト(KENTARO YAMAMOTO)が作るファッションレーベル「ジョン ドゥ(JOHN DOE)」との協業。他にも2 シーズン目となる「アンブロ(UMBRO)」、「アヴィレックス(AVIREX)」、「シーエムエフアウトドアガーメント(CMF OUTDOOR GARMENT)」など様々なブランドやアーティストとのコラボレーションアイテムを発表した。

 
 ショーの後、同ブランドのデザイナー志鎌英明は報道陣に向けて「今シーズンと来シーズンは東京でショーを行い、海外でのショー開催に準備したい」と話し、「来年6月にはフィレンツェかミラノでショーをしたい」と海外での本格展開に向けた思いを語った。

 

Courtesy of Children of the discordance

 

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