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2024.02.12

「セヴシグ」と「アンディサイデット」が2024秋冬合同ショーを開催 テーマは夢

 長野剛識が手がける「セヴシグ(SEVESKIG)」と「アンディサイデット((un)decide)」が、2024年2月7日に2024秋冬コレクションの合同ショーを東京・新木場で開催した。コレクションのテーマは“夢”で、アボリジナルピープルの神話や霊的世界観からインスピレーションを得て、未来への希望や眠りの中で見る夢を表現した。
 

天井部分に吊るした白い布を、青や紫、ピンクなどの光で照らし、スピリチュアルなムードに満ちた会場を設え、ウィメンズルックの「アンディサイデット」を前半、メンズルックの「セヴシグ」を後半に見せた。
 
「アンディサイデット」は、メンズスーツに使用する梳毛系素材やトロみ、煌めきを施したテキスタイルが特徴。それらを脱構築的に仕立て、自由なムードを表現。透明感やキラキラ感、ふわふわしたシルエットなど、「希望」に寄せたデザインを描いたという。
 

「セヴシグ」は同ブランドらしい加工感が魅力。テーマである“夢”を伸びたワッペンやおかしな重複を表現したという多数のボタンなどで具現化した。「悪夢に寄せた」という同コレクション。2WAYのアイテムや、「目がバグる」とするプリント、生地の重なりによる剥がれを柄として取り入れたディテールなど、多様な要素が組み込まれている。夢の非現実感だけでなく、アボリジナルピープルの要素も取り入れられ、ロックアートやキャプテンクックなどをモチーフにしたアイテムも見られた。
 
 

 今回のコレクションでは、「VENTY」、「TOLQ」、「森竹未来」、「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボレーションアイテムも発表。現代アーティストの「VENTY」は異なる2つの絵を細くカットし、編みこむことで新たな絵を創り上げ、独特の転写プリントで知られるブランド「TOLQ」は最新のプリント技法を使ってファブリックに多様な表情を与えた。独特のニットアイテムで知られる若きアーティスト「森竹未来」は花や植物をモチーフとした手編みのドレスを作り、シューズブランド「キッズ ラブ ゲイト」は階層からメッセージが透けて見えるような「夢」のシューズを表現した。

取材・文:アパレルウェブ編集部

 

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