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2017.11.28
【イベント】ファッションビジネスの未来に欠かせないエシカル精神とは WEFが第11回公開シンポジウム12月12日開催
(左から)辻井隆行氏・パタゴニア日本支社 支社長、蟹江憲史氏・慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科教授、渡邊智惠子氏・アバンディ代表取締役社長
ファッション関連分野で働く女性の活躍支援団体「ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション(プロジェクトWEF)」(尾原蓉子会長)は2017年12月12日(火)、第11回公開シンポジウム「ファッションビジネス(FB)の未来に欠かせないエシカル精神とは -サステイナビリティ志向の思いやりと透明性-」を東京ウィメンズプラザで開催する。
第11回となる今回は、世界的な潮流となっているサステイナビリティを取り上げ、ファッション・ビジネス企業が目指すべき課題を明らかにする企画。ごく最近では、バングラデシュの縫製工場崩落で死者1,127人を出した過酷な労働条件や、消費者が要求し始めた公正取引による「ビジネスの透明性(トランスペアレンシー)」などを機に、エシカル(倫理性)の重視が主要な動きとなっている今、ファッション・ビジネスの未来に欠かせないエシカル精神とは何かを考える。
基調講演のゲストは、1973年に設立されたアウトドア用品の専門ブランド「パタゴニア」のパタゴニア日本支社の辻井隆行支社長、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科の蟹江憲史教授、原綿を輸入し、糸・生地・製品までを一貫して「メイド・イン・ジャパン」にこだわったオーガニックコットンの企画製造販売を行うアバンティの渡邊智惠子社長の3人。コ―ディネーターは、ファッション業界における「サステイナビリティ」普及活動の第一人者であるWEF理事の生駒芳子氏が務める。
辻井氏は、徹底して環境に配慮したものづくりを実践するエシカル・ブランドのパイオニア「パタゴニア」を代表する立場において、女性力をより生かす経済のあり方を「未来は、女性力を生かすコンシャス・ エコノミー」の演題で説明する。蟹江氏は、今後の社会の進むべき目標として2015年に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)」のプラットフォームを自身の研究会で立ち上げ、今後の道筋を模索している。「SDGs」の視点から、ファッションビジネスでエシカルへ転換する必要性や可能性について語る。渡邊氏は、自社事業を通して得た経験から、エシカル事業を軌道に乗せる秘訣を「オーガニックコットン事業を成功させた秘訣とは」と題して解説する。
参加希望者は、名前、企業名、部署・役職、住所、電話番号(携帯可)、メールアドレスを記入の上、WEFホームページ、Eメール、ファックスで申し込む。応募締め切りは12月5日(火)。
■公式サイト:http://www.wef-japan.org
《第11回公開シンポジウム「FBの未来に欠かせないエシカル精神とは -サステイナビリティ志向の思いやりと透明性-」概要》
開催日:2017年12月12日(火)
時 間:18:30~20:45分(21:00~22:30 懇親会/会費3,000円)
会 場:〒150-0001東京都渋谷区神宮前5-53-67
東京ウィメンズプラザ B1「ホール」
参加費:企業会員・個人会員のWEF規定内参加は無料
一般・企業会員・個人会員 3,000円/学生(先着30人) 1,000円