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2018.12.11

きょう開幕 「ジャパン・ベストニット・セレクション2018」に約60社出展 プロダクト&マーケット両視点が鍵に

10時の開場とともに、多くの来場者が訪れごった返す会場

 国産ニットの生地・製品見本市「ジャパン・ベストニット・セレクション2018(Japan Best Knit Selection 2018)」(主催:ジャパン・ベストニット・セレクション実行委員会/高橋雅文委員長)がきょう11日、東京国際フォーラムで開幕した。国内ニット製造業の企業が、技術力や高品質をアピールするもので、製品から生地、生産技術までニットに関わる全カテゴリーを展示。11回目を迎える今回は、58社が顔を揃えた。

 JBKSは、国際ニット製品の価値をアパレルや小売りなどにアピールする場として、2009年にスタート。2017年には過去最高の来場者数を記録した。あす12日には、出展社の中から優れた技術・製品を表彰する「JBKSアワード」の発表・授賞式を実施する。

 初日に行われた開会式で挨拶に立ったJBKS実行委員会の高橋雅文委員長(新潟県ニット工業組合理事長)は、「eコマースや中古レンタルの盛り上がりなどマーケットが変革期にあるなか、ものづくりにおいてもそれに対する変化・対応が求められている。JBKSはニット業界の一大イベント。出展者の皆さんも、こうした大きな変化に合わせて知恵を絞り創意工夫を施し参加しているはず。いいものがいいと評価される時代だからこそ、しっかりとプレゼンテーションし、成果をあげてほしい」とコメント。今回の取り組みとして、学生による見学を積極的に受け入れ、ニット業界における若手の参加促進を目指すこと、また、2日目に開催する「JBKSアワード」においては、ものづくりに対する評価だけでなく、マーケット視点による評価も加えていくとした。

開会式。左から、松井高広JTBコミュニケーションデザイン取締役、千金楽健司アパレルウェブCEO、JBKS実行委員会の高橋雅文委員長、、経済産業省大臣官房審議官の大内聡氏、佐藤正樹JBKS実行委員会副委員長(山形県ニット工業組合 理事長)、佐々木 幸二繊研新聞社社長、髙橋要ダイセン社長

 また、経済産業省大臣官房審議官の大内聡氏は、「日本のニットは高い技術力を背景に、安価な海外輸入品と差別化すべく、精度の高いオリジナル製品の研究開発や海外の展示会出展に積極的に取り組んでおり、海外からの評価も高い。欧米の高級ブランドに数多く採用されている。高度なものづくりを追求するためには、AIやIoTといった技術をどう活用するかが重要。経済産業省はコネクティッド・インダストリーズというコンセプトを掲げ、さまざまな業種、企業、人、機械、データをつなげ、新たな付加価値や課題解決のためのソリューションを作り上げることを推進している。この取り組みはニット業家においても活用できると考えている。製品の価値向上に向けた先進的な取り組みや海外展開への支援に務める」と話した。

  • 見附ニットのマックスニット(新潟県見附市)は、アモッサ(ストレッチ性の高いポリエステル加工糸)を使ったニット製品を披露。トレンドのスポーツテイストのバッグやアパレル製品でニットの可能性を追求した。発色のよさも強み。

  • 見附ニットのマックスニット(新潟県見附市)は、アモッサ(ストレッチ性の高いポリエステル加工糸)を使ったニット製品を披露。トレンドのスポーツテイストのバッグやアパレル製品でニットの可能性を追求した。発色のよさも強み。

  • 見附ニットのマックスニット(新潟県見附市)は、アモッサ(ストレッチ性の高いポリエステル加工糸)を使ったニット製品を披露。トレンドのスポーツテイストのバッグやアパレル製品でニットの可能性を追求した。発色のよさも強み。

  • 米富繊維(山形県山辺町)は、自社ブランド「コーヘン(COHEM)」でエッジの効いたデザインを披露。併せて、“Made in Yonetomi”のタグを付したオリジナル製品を並べ、OEM生産に対する幅広い素材提案、原料柔軟な対応力をアピール。サーマルなどトレンドを取り入れたオリジナル素材に多くの来場者が足を止めていた。

  • 米富繊維(山形県山辺町)は、自社ブランド「コーヘン(COHEM)」でエッジの効いたデザインを披露。併せて、“Made in Yonetomi”のタグを付したオリジナル製品を並べ、OEM生産に対する幅広い素材提案、原料柔軟な対応力をアピール。サーマルなどトレンドを取り入れたオリジナル素材に多くの来場者が足を止めていた。

  • 米富繊維(山形県山辺町)は、自社ブランド「コーヘン(COHEM)」でエッジの効いたデザインを披露。併せて、“Made in Yonetomi”のタグを付したオリジナル製品を並べ、OEM生産に対する幅広い素材提案、原料柔軟な対応力をアピール。サーマルなどトレンドを取り入れたオリジナル素材に多くの来場者が足を止めていた。

  • 米富繊維(山形県山辺町)は、自社ブランド「コーヘン(COHEM)」でエッジの効いたデザインを披露。併せて、“Made in Yonetomi”のタグを付したオリジナル製品を並べ、OEM生産に対する幅広い素材提案、原料柔軟な対応力をアピール。サーマルなどトレンドを取り入れたオリジナル素材に多くの来場者が足を止めていた。

  • ニット&カットソーピーコンポ(東京都墨田区)。草木染め製品を主力とするが、今回はさくら染めをアピール。

  • ケンランド(山形市)は、自社ブランド「ケンランドリネン」「ケンランドヘンプ」や、通年アイテムとして着用できる麻のニット製品を展示。今回は、漆加工を施すことで、独自の風合いとボリューム感を出した麻製品を提案。

  • ケンランド(山形市)は、自社ブランド「ケンランドリネン」「ケンランドヘンプ」や、通年アイテムとして着用できる麻のニット製品を展示。今回は、漆加工を施すことで、独自の風合いとボリューム感を出した麻製品を提案。

  • ケンランド(山形市)は、自社ブランド「ケンランドリネン」「ケンランドヘンプ」や、通年アイテムとして着用できる麻のニット製品を展示。今回は、漆加工を施すことで、独自の風合いとボリューム感を出した麻製品を提案。

  • ウメダニット(新潟県五泉市)は、ODMから小売りまで対応できるのが強み。2012年から始めた自社ブランド「ラッピンノット」も併せて展示。

  • 丸安毛糸(東京都墨田区)は今回、アンゴラやセーブル、フェレットなどのヘアリーな獣毛素材をトレンドの淡いカラーリングで染めたニット製品を展示。素材の色が出やすい獣毛を美しく発色させる技術をアピールした。

  • 丸安毛糸(東京都墨田区)は今回、アンゴラやセーブル、フェレットなどのヘアリーな獣毛素材をトレンドの淡いカラーリングで染めたニット製品を展示。素材の色が出やすい獣毛を美しく発色させる技術をアピールした。

  • 丸安毛糸(東京都墨田区)は今回、アンゴラやセーブル、フェレットなどのヘアリーな獣毛素材をトレンドの淡いカラーリングで染めたニット製品を展示。素材の色が出やすい獣毛を美しく発色させる技術をアピールした。

  • 多くの来場者で賑わう島精機製作所のブース

  • 多くの来場者で賑わう島精機製作所のブース

  • ダブルフェイス生地を得意とするバーンズファクトリー(東京都板橋)

  • ダブルフェイス生地を得意とするバーンズファクトリー(東京都板橋)

  • 中橋莫大小(東京都墨田区)は、自社のルームシューズブランド「メリッパ」で出展。2018年4月にオープンした実店舗で使用している看板などをディスプレイ。前年2017年には、「JBKSアワード」準グランプリを受賞したが、「常に新しい提案をしていくことが不可欠」(中橋智範常務)という。

  • 中橋莫大小(東京都墨田区)は、自社のルームシューズブランド「メリッパ」で出展。2018年4月にオープンした実店舗で使用している看板などをディスプレイ。前年2017年には、「JBKSアワード」準グランプリを受賞したが、「常に新しい提案をしていくことが不可欠」(中橋智範常務)という。

  • 中橋莫大小(東京都墨田区)は、自社のルームシューズブランド「メリッパ」で出展。2018年4月にオープンした実店舗で使用している看板などをディスプレイ。前年2017年には、「JBKSアワード」準グランプリを受賞したが、「常に新しい提案をしていくことが不可欠」(中橋智範常務)という。

  • 中橋莫大小(東京都墨田区)は、自社のルームシューズブランド「メリッパ」で出展。2018年4月にオープンした実店舗で使用している看板などをディスプレイ。前年2017年には、「JBKSアワード」準グランプリを受賞したが、「常に新しい提案をしていくことが不可欠」(中橋智範常務)という。

  • 1879年創業の毛織物メーカー・東和毛織(愛知県一宮市)は、アルパカ人形をディスプレイ。

■ジャパン・ベストニット・セレクション2018開催概要
会 期:
2018年12月11日(火)10:00 ~ 18:00
2018年12月12日(水)10:00 ~ 17:00

会 場:
東京国際フォーラム ホールE2
東京都千代田区丸の内3-5-1
(最寄駅:有楽町駅より徒歩1分、東京駅より徒歩5分)

主 催: ジャパン・ベストニット・セレクション実行委員会
出展者数: 58社

公式サイト

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