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2024.09.27

【2025春夏ミラノ ハイライト1】ミラノのトレンドセッターをラウンドアップ

写真左から「プラダ」「グッチ」「ドルチェ&ガッバーナ」「フェンディ」

 

 2024年9月17日から23日、ミラノ・ウィメンズ・ファッションウイークが開催され、2025春夏コレクションが発表された。イタリアファッション協会の発表によると、フィジカルショー57、デジタルショー8、プレゼンテーション70、その他のイベント33件の計174件開催されたそうだ。

 

 今シーズンはファッションウィークの期間を1日延長。ビッグメゾンがひしめき合う過密スケジュールに余裕を持たせることで、若手ブランドの発表にもより多く集客を図るのが目的らしい。新進、若手系の突出したブランドが最近でていないミラノだけに、この延長が功を奏することを望みたいところだ。一方、ミラノの大御所ブランド達は、今シーズンはNYでコレクションを発表した「ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)」以外、参加しており、安定したファッションウィークとなった。

 

 さて、ハイライト1では、ミラノのトレンドセッター的ブランドのコレクションをピックアップする。

 

プラダ(PRADA)

Courtesy of PRADA

 

 お馴染みのプラダ財団に作られたショーのセットはランウェイが狭く、モデルと来場客の距離はかなり近め。これは今回のコレクションで重要な意味を持つ「ディテールの仕掛け」を見やすくするための計らいらしい。

 

 “INFINITE PRESENT(無限の現在)”というテーマが表すように、登場するルックの可能性は無限に広がる。これまでは統一性のあるスタイルを提案してきた「プラダ」だが、今回はスタイルに全く一貫性がない。特にシューズはすべてが違い、その多くはアーカイブからの復刻だ。モデルのメイクも皆、違う雰囲気に仕上げている。そこには、インターネットやSNSによって情報が溢れる中、人々は自分の自由意思で情報を取捨選択しているつもりで実はアルゴリズムによってコントロールされているという現状を疑問視するメッセージが込められている。そして「人間を形作るのは意外性であり、独創性のないものを拒否する力」であり、何にも影響されず、自分が好きなように装うことを提案する。

 

 冒頭で述べたように多くのルックには遠くから見るのと近くで見るのでは違うトリッキーなディテールが施されている。トロンプルイユが多用され、メンズコレクションにも登場したツイードのように見えて実はプリントのジャケット(ウィメンズではファーのバージョンも)、ベルトが一体型になったパンツ、そしてレイヤードに見えて実は1枚になっているニットなど。さらにメンズではシャツやジャケットの襟や裾にワイヤーを用いた技法は、ウィメンズではドレスの肩ひもやスカートの裾の部分に生かされる。

 

 さらにウィメンズでは意外性を追求したコーディネートやアイテムが多い。スポーティなパーカーをレザーで仕上げてトータルレザーでスポーティルックを作ったり、イブニングドレスにあえてナイロンパーカやフラットシューズを合わせたり。全体にリングを施したハードなイメージのスカートやドレス、大きな円形の穴を開けた未来的なスカートも登場する。ボウタイブラウスとそれを巻き付けたようなスカートのコーディネート、お得意のフラワーモチーフの装飾で作ったブラトップなど、「プラダ」のアイコン的ディテールを意外な形で発展させたものもある。そしてメンズではジャンプスーツによって表現されたスーパーヒーローのイメージは、大きなサングラスやゴーグル付きハット、ケープになって登場。

 

 そんなスーパーヒーローという考えは、「個々の行動、変身手段としての創造性が持つ力の重要性の描写」なのだとか。ファッションは自分が思うままに自由に楽しむべきであり、時にはなりたい自分に変身するためのモノ。トレンドを牽引している「プラダ」だからこそ放つことができる貴重な提案だ。

 

グッチ(GUCCI)

Courtesy of Gucci

 

 「グッチ」は6月のメンズコレクションの時と同様、トリエンナーレ・ミラノ・デザイン・ミュージアムにてショーを開催。サバト・デ・サルノが「二度とない一瞬。8月の一日の終わりに太陽が海に沈む瞬間。それは、私たちが自分自身を見出す瞬間」と形容する日没の陽の光を描くかのように、ランウェイは白から「グッチ ロッソ アンコーラ」へと移り変わる連続した空間で構成されている。“casual grandeur(さりげない壮大さ)”というテーマで、ラグジュアリーの中のカジュアルさを進化させたコレクションは、サバト・デ・サルノがブランドを手掛けて以来繰り返してきた、構築してきた要素を継続させつつアップデートさせるというスタンスから生まれている。

 

 今シーズンもテーラリングやレザーには重きを置いており、ロゴを同色の刺繍やエンボスでさりげなくあしらったミニマルなジャケット、ゆったりしたトラウザー、レザーのセットアップなどが多数登場。そこには「グッチカラー」のトリムをあしらったランニングや、裾にスリットが施されたトラウザーから見えるスニーカーがスポーティな雰囲気を加え、トム・フォード時代を彷彿させるジャージードレスには、ホースビット付のフラットなブーツをあわせてカジュアルダウンする。またフィナーレで登場するGGモチーフのマキシコートは、作りはクラシックながらボリュームを誇張することでキャッチーなアイテムに昇華している。

 

 さらに、「グッチ」らしい職人技を活かし、全体にミラーをあしらったドレスや、レースのランジェリードレス、フリンジの装飾がなされたコートドレスなど、ディテールや素材に凝ったアイテムも揃う。ペプラムをあしらったミニジャケットや、コクーンフォルムのスカートなど構築的なアイテムや、ラフィア混のランジェリードレスやマイクロクロップトのジャケットとのセットアップや「フローラ」を用いたヘッドスカーフ、特大のサングラスには60年代の雰囲気が漂う。またバッグは「グッチ バンブー1947」が主役となっており、日本人アーティストがヴィンテージバッグを再生した「グッチ」日本上陸60周年記念のバッグも登場した。

 

 コレクションノートの中でサバトは「1年を経て、このコレクションは思考を巡る旅の完成した姿ともいえる」とコメントしている。6月に発表された自由で楽しいムードのメンズコレクションでは、すでに新しい方向に舵を切ったように見え、そしてそんなメンズで見せた片鱗は、ウィメンズでもカラフルな色使いやボリューム感の遊びに見られる。サバトが描く「グッチ」の新しい時代が本格的に始まりつつある。

 

フェンディ(FENDI)

Courtesy of FENDI

 

 ミラノショールームを増築工事中の「フェンディ」は、メンズコレクションに続き巨大イベントスペース「スーパースタジオ・マキシ」にてショーを開催。ショーではアンナとシルヴィアのフェンディ母娘が創業者アデーレについて語り合う様子がBGMとして差し込まれ、特に「ファッションは文化。なぜならファッションは美であるから。ファッションは文化を映し出す鏡でなければいけない」というアデーレの言葉が繰り返される。これは本コレクションの発想源となった、ブランド創業年の1925年、および20年代にも繋がる。それはアール・デコ万博と呼ばれたパリ万博開催、「ダロウェイ夫人」と「グレート・ギャツビー」の出版など、文化・芸術的な高揚感に溢れる時代。キム・ジョーンズはこのコレクションについて、「服装、デザイン、装飾、そして思想におけるモダニズムが顕著に表れたこの年のムードや技術を現在に融合させた」とコメントしている。

 

 そんな当時の雰囲気は、オーガンジーにビーズでアール・デコ調の刺繍がなされたファーストルックのドレスやフラッパースタイルのフリンジが施されたドレスを始めとした、ビジュー装飾に現れる。オーガンジーがスリップドレス、スカート、パンツ、または袖や裾だけの部分使いなど全体的に多用され、刺繍を施したり、裾の部分だけ異素材と組み合わせて存在感を発揮する。トランスペアレンシー、ヌーディティ、ガーリッシュがキーワードとなる中で、足元にはセレリアステッチを施したレッドウィングのワークブーツ「クラシックモック」を合わせてコントラストを付けている。

 

 コントラストを効かせたものはいくつかのルックにもみられ、オーガンジーのスカートにテーラードジャケットを合わせたり、マイクロショーツにテーラードコートを合わせたものも。さらにマスキュリンなTシャツシルエットのスエードクロコのセットアップやメンズシャツのようなコットンドレスも登場。そして、「フェンディ」らしい遊び心は、裾にストラップがついてアップサイドダウンになったドレスや、ハニージャーのミニバッグや花束のチャームなどの小物類で発揮される。

 

 創業者の精神を失わずアップデートするのが老舗の存続及び発展のキモなのではないかと常々思うが、来年に控える100周年を前に、創業時のムードに回帰しつつ、新しいページを重ねていく「フェンディ」はまさにその代表。「ファッションは文化」という金言で、ミラノファッションウイークの幕を開けた。

 

ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)

Courtesy of N°21

 

 お馴染みの自社施設、ガレージヴェントゥーノにてショーを行った「ヌメロ ヴェントゥーノ」。今シーズンのムードは60年代。それをアレッサンドロ・デラクアは「女性が自らトレンドセッターになることに夢中だった時代」、「センセーショナルな刷新の時代」、「ユニークな選択肢を発明しようとする熱意の時代」というポジティブで明るい視点からインスピレーション源として取り入れた。きっかけはカールハインツ・ワインバーガーが撮ったグルーピーの女の子たちの写真で、そこから「60年代の個性的なムードボードを作るために、さまざまな流行やファッションを組み合わせたいというクリエイティブな精神を取り入れた」と言う。

 

 スパンコールをあしらったドレスやスカートにスポーティなパーカー、ローゲージのウールセーターにペンシルスカート、細かいフリルのブラウスとキルティングやネオプレンのスカートとにマニッシュなアノラック、カジュアルなボーダーポロにスパンコールのスカート・・・など、コントラストを利かせたコーディネーションが揃う。ボントンテイストのセットアップからボクサーショーツをチラ見せしていたり、首元には大ぶりのパールのネックレスやボーダーのマフラーを合わせるのもミックスアンドマッチのテクだ。透け感のあるシフォンドレスも多数登場し、下着をみせたり、ミニドレスとレイヤードでコーディネート。

 

 ガーリーでフェミニンなワードローブにマスキュリンやスポーティがミックスされ、レトロでありながら都会的な雰囲気を醸し出す。デラクアがお得意とする二面性が前面に出されたコレクションとなった。

 

ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)

©︎ DOLCE&GABBANA

 

 今シーズンのテーマは“ITALIAN BEAUTY(イタリアン・ビューティー)”。コレクションノートによると、「イタリアの美の本質を称え、センシュアリティ、アティチュード、個性、魅力を完璧に融合させて」「映画によって長年をかけ不滅のものとなった、アイロニックでパワフルな女性像にオマージュを捧げた」コレクションだとか。

 

 モデルたちはプラチナブロンドのカツラをかぶり、そのほとんどは先のとがったコーンブラを着用。それがランジェリードレスやフリンジやレースのドレス、ビスチエなどのフェミニンなアイテムにも、テーラードジャケットやトレンチコートなどのマスキュリンなアイテムにも登場。あえてブラ見せでコーディネートされているものもあれば、ジャケットと一体型になったものまで。全体のシルエットはボディライン強調したものがほとんどで、カラーパレットは黒、白、赤、ヌードカラーといったグラマラスな色使い。柄はアーカイブからインスパイアされたフラワープリントのみだ。

 

 ちなみに会場には世界的ポップスター、マドンナがゲストとして訪れ、イタリアではテレビのニュースでも取り上げるほどの国民的話題になっていた。前出のコレクションノートには特にインスピレーション源だとかミューズだというようなことは書かれていないが、今回マドンナがショーを訪れたことは偶然ではなさそうだ。「ドルチェ&ガッバーナ」は過去にもマドンナのワールドツアーの衣装を2回手掛けており、マドンナ本人も普段から同ブランドの洋服を愛用しているそうで、そんな蜜月関係がこのグラマラスでパワフルなコレクションの根底にあるのだろう。

 

エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)

Courtesy of MM6 Maison Margiela

 

 ユニークなロケーションを選ぶことが多い「エムエム6 メゾン マルジェラ」だが、今回選んだのは、スポーツ競技場として作られ、現在はイベントスペースにもなっている「ラ・ペロータ」という施設。低い天井にスモークのかかった倉庫のようなインダストリアルな雰囲気のセットでショーを開催した。

 

 ビニール袋から作ったトップスや透明プラスチックで覆われたような構築的なミニドレス、ダメージ加工やカットスルーが施されたスリムデニムやショーツなど、目を引く要素をちりばめつつも、 「エムエム6 メゾン マルジェラ」らしいホワイトを軸にしたカラートーンとマッチして、エフォートレスな雰囲気を作り上げる。オーバーボリュームのタキシードジレやテーラードジャケット、トレンチなどのメンズアイテムをミニドレスの代わりにしたり、素肌に羽織ってコーディネートした、オールジェンダーへのアプローチが見られる。

 

 スーツ、カウボーイブーツ、アイコニックな「ドクターマーチン1460 8ホールブーツ」に白のペイントを施して再解釈したアイテムや、AIDSへの意識を高めるメッセージを入れたTシャツ類も登場し、ブランドのDNAを各所で再構築。創立者であるマルタン・マルジェラのスピリットが息づくコレクションを繰り広げた。

 

オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)

Courtesy of Onitsuka Tiger

 

 世界中で成長を続け、年々ショー会場の規模も拡大される「オニツカタイガー」。今シーズンは「ロトンダ・デッラ・ベサーナ」の回廊にてショーを行った。今回のコレクションは、“アーバン・ビート(都会のリズム)”というテーマで、「都会で生み出されるリズムに翻弄されながらも力強く生きる人々にインスピレーションを受け、儚さと強さ、親密性と自己表現が共存する人生という旅路を、飾ることなくありのままに表現した」のだとか。

 

 レースのブラトップをテーラードジャケットやボンバーに合わせたり、ビスチエやスリップドレスをタキシードベストとレイヤードするなど、マスキュリンとフェミニンのコントラストをなすコーディネートが多く登場。またはレースを裾だけに部分使いしたスカートやドレスもあり、スリット入りのスカートと共に、さりげないセンスアリティをプラスしている。

 

 シルクサテンのドレスやゆったりしたトラウザーのような流れるシェイプもあれば、ボリューミーなローゲージニットやボックスシルエットの構築的なミニドレスもあり、フリンジのようなスパンコールのポロシャツもあり・・・で、素材の質感やシルエットのバリエーションも豊富だ。

 

 さらに「ウォルフォード」とのカプセルコレクションによる、ヌードカラーのボディコンシャスなドレスやドレープの入ったトップス、レギンスなどのスポーティさとセンシュアルさが混じったルックも登場した。

 

 アンドレア・ポンピリオは、スポーツを原点とする「オニツカタイガー」のDNAを損なうことなく、うまくモーダに昇華することに成功している。ミラノでは新進ブランドと呼ばれていたのは今や昔。その存在感はもはや不動となりつつある「オニツカタイガー」は、75周年を機にさらなる躍進を続ける。

 

ディーゼル(DIESEL)

Courtesy of DIESEL

 

 ミラノ中心からかなり離れた、新イベントスペースにてショーを開催した「ディーゼル」。会場には14,800kgのデニムの端切れが一面に敷かれ、ショーの前にはインディゴに関する学術的、および歴史的な説明のアナウンスが流れる。このセットは「ディーゼルの未来はサーキュラリティであり、素材を再利用する相乗的な方法を見つけることへのコミットメントを表している」のだそう。ショーの後はセット全体が再利用され、デニムの廃棄物は自動車や断熱材の分野で使用されるデニムロールに使用されるそうだ。

 

 コレクションピースでも、ショーで使われたデニムの残り糸で作られたコート、デニム生産で出た端切れを組み込んだ100%リサイクルコットンで作られたフロアレングスのモンクコートとオーバーサイズのジーンズといった再利用に注力したアイテムが登場。デザイン面で再加工、再利用を意識した、アーカイブのバンダナプリントでドレープや結び目を表現したドレスやトップスのシリーズもあり、プリーツ加工された生地をコーティングしてひび割れ加工を加えて新しいものに昇華している。

 

 他にも様々な加工によってエレベーションやトロンプルイユなどを駆使した遊びが多く見られ、デヴォレジャカードによってネックラインが着古したように見えるコットンのスウェットシャツ、バスト部分だけをボンディング加工せず浮き上がらせたグレンチェックがプリントされたジャージー素材のタンクトップと長袖ドレスなどが登場する。

 

 プリーツジャージーのタンクトップ、シャツ、ミニドレスにはひび割れ加工が、二重織機で編まれたニットにはレーザー加工が施されている。またタンクトップやミニドレスにはネックレスがたくさんついたようなエンボス加工が、テンセルデニムにはレザーのように見えるスプレー加工が施されている。

 

 また、裾の部分にフリンジが施されたデニムのマイクロショーツやスリップドレス、部分的に細かくカッティングを施し巻き付けて着こなすグレンチェックのプリントのPVCのドレスやテーラードコートなど、動きによって不規則なフォルムを作り出すアイテムも。

 

 グレン・マーティンは「朽ち果て破壊された廃棄物の中にこそ美しさがあり」、それが「ディーゼルの破壊力」だとコメントしている。サステナビリティというテーマを今一度見つめなおす姿勢は、環境問題に敏感なZ世代にも突き刺さることだろう。

 

エリザベッタ フランキ(ELISABETTA FRANCHI)

Courtesy of ELISABETTA FRANCHI

 

 今シーズンは「ヌメロ ヴェントゥーノ」の自社施設である「ガレージ21」にてショーを行った「エリザベッタ フランキ」。今回はランウェイショーを始めてから10年=20回目となるため、“The Femme Paradox(フェム・パラドックス)”というテーマでこれまでのコレクションを総括。ブランドのスタイルと女性らしさ、様々な美しさを表現する。

 

 メインカラーとして黒と白を使い、テーラードジャケットにオーガンジーやレース使いのスカートやドレス、ブラトップとレギンスにクラシックなマキシコート、タック付きのトラウザーまたはスーツとブラトップなどのコーディネートで、マスキュリンとフェミニン、強さと柔らかさのコントラストを強調する。ガーターベルトやビスチエなどのセンシュアルなアイテムや、フラワーモチーフやリボンなどのガーリーなディテールを、マスキュリンなジャケットやトラウザーと合わせたり、スポーティなアイテムとレイヤードしたコーディネートも。

 

 「自信に満ち、官能的で、決意を持って 自分の考えを表現し、女性のエンパワーメントの最も純粋な形を体現した」という今回のコレクションでは、「エリザベッタ フランキ」らしい、エネルギーに溢れたエレガントで官能的な女性像が前面に出されていた。

 

取材・文:田中美貴

画像:各ブランド提供(開催順に掲載)

>>>2025春夏ミラノコレクション

 

 

田中 美貴

大学卒業後、雑誌編集者として女性誌、男性ファッション誌等にたずさった後、イタリアへ。現在ミラノ在住。ファッションを中心に、カルチャー、旅、食、デザイン&インテリアなどの記事を有名紙誌、WEB媒体に寄稿。apparel-web.comでは、コレクション取材歴約15年の経験を活かし、メンズ、ウイメンズのミラノコレクションのハイライト記事やインタビュー等を担当。 TV、広告などの撮影コーディネーションや、イタリアにおける日本企業のイベントのオーガナイズやPR、企業カタログ作成やプレスリリースの翻訳なども行う。 副業はベリーダンサー、ベリーダンス講師。

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