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2025.04.03

大手百貨店の3月売上高 全社が前年を下回る 免税売上高の減少が響く

 大手百貨店の3月売上高(既存店ベース、速報値)は全社が前年同月実績を下回った。免税売り上げが減少したことが響いた。前年に大きく伸びた反動や円高傾向が影響した。免税件数が増加したが、客単価が大幅減となった。衣料品は寒暖差が大きかったことで、春物の動きが鈍かった。

  売り上げ減はインバウンド需要が伸び悩んだのが要因。免税売上高は高島屋が11.5%減、大丸松坂屋百貨店が4.3%減、三越伊勢丹が1%減だった。ラグジュアリーブランドなど高額品が振るわず、購買単価が減少した。大丸松坂屋百貨店は客数が29%増だったが、客単価が26%減となった。これまでハイエンドのハンドバッグをはじめ、高額品の需要に偏っていたが、「化粧品や装身具に高い関心がみられる」(三越伊勢丹)という。もっとも、現状の水準はコロナ禍前を大幅に上回っており、「これまでのような高い伸びが続かないことは当初から想定しており、免税件数が増えていることに変わりない」(高島屋)と底堅い需要が続く見通しだ。

 国内客売り上げは、高島屋が0.7%増、三越伊勢丹の3店計(新宿、日本橋、銀座)が0.5%増となった。高額品を中心に堅調だった。

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