NEWS

2025.07.23

「ユニクロ」とユネスコが大阪・関西万博の国連パビリオンで海洋教育イベント「つなげよう いのちを育む海のバトン」開催

 「ユニクロ(UNIQLO)」と国連教育科学文化機関(以下、ユネスコ)が「海の日」の2025年7月21日に大阪・関西万博の国連パビリオンで海洋教育イベント「つなげよう いのちを育む海のバトン」開催した。

 

 今回の連携は「ユニクロ」が2022年と2023年に海洋ごみを減らす活動に貢献するキャンペーン「JOIN: THE POWER OF CLOTHING」を実施した際、ユネスコがその寄付金の拠出先のひとつであったことによる。

 

 ユネスコが推進する「Sustaining Our Oceans(私たちの海を支える)」プロジェクト(以下、SOO プロジェクト)の一環として行われた同イベントには、ユネスコ親善大使でもある映画作家の河瀨直美氏、海洋教育の専門家でみなとラボ代表理事で東京大学海洋教育センター特任講師の田口康大氏、海洋問題に取り組んでいる大学生で igoan ユネスコクラブ副代表の中川夏舟氏をゲストに招き、現在SOOプロジェクトで開発中の海洋保全に関する教育プログラムを体験したほか、海の大切さなどについてのトークセッションを行った。

 

 イベントでは、ユネスコ・バンコク地域事務所教育プログラムスペシャリストの萬理加氏よりユネスコの活動や、SOOプロジェクトについて説明。萬氏はタイやインドネシア、ベトナムで行っている海洋保全教育の取り組みや、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)と連携しながら開発を進めている海洋保全に関する教育プログラムについて紹介し、海を守る活動の輪を広げていく重要性を伝えた。

 

 また、登壇者は会場に集まった33人の中学生、高校生とともにSOOプロジェクトで開発を進めているゲームを体験。手元のスマートフォンやVRゴーグルを通して映し出されるタイのアンダマン海に生息する生物を探しながら、海洋問題についても楽しく学んだ。

 

 ゲーム体験後は、会場の中学生・高校生も巻き込み、海の大切さや、海洋保全に関するトークセッションを実施した。最後に田口氏は「今日のように、専門家が一方的に話すのではなく、海とどのように関わっていきたいのかについて、社会全体で対話を重ねていくことが重要ではないか」と考えを述べ、「皆さんも今日来ることができなかった友達や家族と海に大切さについて、ぜひ対話を重ねてほしいと思います」と締めくくった。

 

■「Sustaining Our Oceans」特別展示
期間:2025年9月22日(月)~9月28日(日)
場所:大阪・関西万博 国連パビリオン
内容:タイ、インドネシア、ベトナム各地のユネスコエコパークの写真や動画展示、
ユネスコが開発したSOOプロジェクトの教材の体験などを予定

 

Courtesy of UNIQLO

「ユニクロ」公式サイト

メールマガジン登録