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2018.05.28
ディオールが2019クルーズコレクションを仏シャンティイ城で発表 メキシコの伝統的な女性騎手からインパイア
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画像:©Estelle Hanania
「ディオール(Dior)」が、仏現地時間5月25日の夜にシャンティイ城の庭園や厩舎で2019クルーズコレクションを発表した。今シーズンは、“Diorodeo―ディオール ロデオ”がテーマ。メキシコの伝統的な女性騎手「エスカラムサ」からインスピレーションを得たコレクションだ。
ウィメンズコレクションのアーティスティック・ディレクターのマリア・ グラツィア・キウリは、強くしなやかな女性像を描いた。日本産のコットンジャケット、ウエスタンジャケット、ホワイトシャツにブラックタイ、様々なシルエットのパンツなど、メンズアイテムをふんだんに取り入れながら、ハイウエストのベルトなどで細いウエストを強調。エレガンスを引き寄せた。
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画像:©Morgan O’Donovan
「エスカラムサ」を象徴するボリュームたっぷりのフレアスカートが魅力的だ。レースやチュール素材に、プリーツ、フリルなどを施し、刺繍や鮮やかな色調、大きなハットや花柄など、強い女性像に女性性をプラスした。
メゾンのヘリテージを、モダンに解釈したピースも必見だ。1948春夏オートクチュール コレクションのアフタヌーンドレス「Drags」を彷彿させるスカート、マリア・グラツィア・キウリの再解釈により生まれ変わったアイコニックな「サドル」バッグ、毅然としたイメージに姿を変えた「バー」ジャケットなどが登場した。
シャンティイは伝統的なレース編みに加え、フランス馬術の伝統に縁深い地。コレクション発表のロケーション選びにもストーリー性を感じさせた。
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画像:©Adrien Dirand
会場には、世界各国のセレブリティーが出席した。日本からは、女優の新木優子が来場。その前夜には、パリのモンマルトルのビストロ「シェ・クリスチャン(Chez Christian)」で行われたウェルカムディナーにも出席した。