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2022.03.10
UA 自社ECをリニューアル、サイトとアプリの基本機能強化、独自包材の導入も
ユナイテッドアローズ(UA)は3月2日、自社通販サイトをリニューアルし、サイト名も「ユナイテッドアローズ オンライン」としてスタートした。従来のオンラインストアと比べてウェブサイトの基本機能の強化と、スマートフォンアプリの進化を実現したほか、注文から配送までの期間短縮や返品手続きの簡便化、商品を受け取る瞬間の高揚感を演出するオリジナル包材の導入など、オンラインショッピングをより便利に楽しくする新サービスも始めた。
今回のリニューアルでは、より満足度の高い買い物体験を提供するためにウェブサイトとスマホアプリそれぞれの特性を踏まえた上でサイト設計を最適化した。ウェブサイトは、各ブランド・レーベルの情報を整理し、見やすく探しやすいデザインにした。ページ内の情報が多くても目的の事柄にすぐにたどり着けるよう検索機能と導線を改善。入力を補助する予測変換、検索条件の保存などさまざまな検索アシスト機能を充実させた。さらに、ECシステム自体の刷新によってサイトの表示速度を向上させた。
スマホアプリについては、外出先や移動中などの短時間、高頻度の閲覧といった利用シーンを想定し、情報の検索性と操作性を改善。商品検索から決済までの流れをスムーズにした。加えて、これまでウェブサイトのみの展開だったスタイリング紹介、特集、ブログなどの各コンテンツもアプリから閲覧できるようにした(画像(右))。
アプリにはバーコードスキャン機能を追加。スキャナで店頭の商品タグのバーコードを読み取ることで通販サイトの当該商品にリンクされるため、店頭で購入の判断に迷ったときも、その後の通販サイトでスムーズに買い物ができる(画像(左))。
UAは今回の刷新を機に「ユナイテッドアローズ オンライン」を自社運営に切り替える。全商品を自社物流センター(千葉県流山市)から配送することで、最短で当日出荷、翌日到着、多くの商品は翌日出荷、翌々日到着となるほか、置き配サービスも利用できる。返品についても自宅への集荷か、コンビニや指定のロッカーなどに持ち込むだけで返品手続きが可能で、伝票作成も不要という。
さらに今回、自社ECオリジナルの包材を開発。段ボールの裏面とクラフトテープ、緩衝材を白で統一したほか、段ボールの表面は古紙100%、緩衝材はポリエステルではなく紙を採用した。ウェアや靴、アクセサリーなど各商品特性に応じて梱包パーツや収納方法を見直し、最小限の梱包材でも品質を保持した上で届ける。
同社は通販サイトのリニューアルにより、今後の自社EC売上高は年率25%成長を計画している。