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2019.02.07

春節商戦に米中摩擦の影=百貨店が警戒

春節(旧正月)が始まり、中国人観光客でにぎわう百貨店の化粧品売り場=6日、東京・銀座の松屋銀座春節(旧正月)が始まり、中国人観光客でにぎわう百貨店の化粧品売り場=6日、東京・銀座の松屋銀座 中華圏の旧正月「春節」を迎え、日本には中国本土や台湾、香港から多数の観光客が訪れ、百貨店はにぎわいを見せている。例年2月は販売が落ち込む時期で、訪日外国人旅行者(インバウンド)の需要取り込みは重要だが、米中摩擦に伴う中国経済の減速は訪日客の消費にも影を落としつつある。各店は影響の広がりに気をもんでいる。
 東京・銀座の百貨店「松屋銀座」の化粧品売り場には6日も、訪日客の姿が見られた。「買い物が好き。化粧品やかばん、靴も買いたい」という20代の中国人女性は、商品について店員と熱心に話し込んでいた。別の中国人女性は化粧品が入った紙袋を手に「新商品を買えたのでうれしい」と顔をほころばせた。
 ただ、百貨店の売り場はにぎわっているが、松屋の広報担当者は「昨年より中国人客は少なくなっている」と話す。景気減速を受け、「以前は何でも買ってくれた中国人のマインドが低下している」(三越伊勢丹ホールディングス)という。中国では1月から電子商取引に対する規制が強化され、転売目的での大量購入が減った影響もある。
 高島屋の大阪店と新宿店では、1月の外国人に対する免税売上高がともに前年同月比2割減った。同社は「中国の景気減速が原因の一つ」(広報担当者)と、春節商戦への影響を心配している。 
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