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2019.01.02

米国で「シェアエコ」相次ぎ上場へ=相乗りや民泊に勢い

 【シリコンバレー時事】米国で、インターネットを通じ個人間でモノを共有したりサービスを提供したりする「シェアリングエコノミー(シェアエコ)」が拡大し、2019年にこれらを手掛ける新興企業の大型上場が相次ぐ見通しだ。ライドシェア(相乗り)や、空き部屋に旅行者を泊める民泊サービスの勢いを印象付けることになりそうだ。
 ライドシェアは、スマートフォンのアプリを介して、車で移動したい人が居場所と目的地を知らせると、近くにいる個人の車が手配される仕組み。ルートや料金が事前に明示され、登録したクレジットカードに課金されるため、言語や土地に不案内でもトラブルを心配せずに済むのが利点だ。
 米国の都市部では欠かせない移動手段となり、「運転手」として生計を立てる人も増えた。カリフォルニア大バークレー校のジョン・メツラー講師は「スマホという共通基盤が整備され、余っていた労働力が活用された」と普及の背景を分析する。
 最大手のウーバー・テクノロジーズは18年にソフトバンクグループを筆頭株主に迎え、トヨタ自動車からも出資を受けた。米紙によると19年1~3月に上場する可能性があり、上場時の時価総額は1200億ドル(約13兆1000億円)に上るとの試算もある。
 一方、楽天を筆頭株主とする同業のリフトは、北米地域に的を絞り、急成長。既に上場に向けた書類を当局に提出した。シェアエコでは、民泊仲介大手エアビーアンドビーも19年後半の上場を視野に入れている。 
 ◇2019年の上場が予想される新興企業
企業名             主な事業   サービス開始
ウーバー・テクノロジーズ  ライドシェア    2009年
リフト           ライドシェア      12年
エアビーアンドビー     民泊仲介        08年
ピンタレスト        画像共有サイト     10年
スラック・テクノロジーズ  業務用チャット     14年
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