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2018.09.26

「未来のニット」とは?ユニクロがパリの美術館で展覧会


ユニクロのニットの展覧会
Image by: FASHIONSNAP.COM
 

 ユニクロが9月25日、ファションウィーク期間中のパリでニットの展覧会「The Art and Science of LifeWear: Creating a New Standard in Knitwear」をスタートした。8区にあるジュ・ド・ポーム国立美術館が会場となり、一般公開する大規模な展覧会は初めて。初日には世界18ヶ国から集まったメディアに向けてプレゼンテーションが行われた。

 これまでもユニクロは国内外で展示会を行ってきたが、2017年10月にはヒートテックの発売から15年の節目として、ニューヨークで東レと合同イベント「The Art and Science of LifeWear -Celebrating 15 Years of Innovation-」を開催した。そして今年はカシミヤニットの発売から15年を迎え、ニューヨークに続く海外イベントとして同じタイトルのもと、ニットに焦点を当てた。パートナーシップを強化している島精機製作所の技術と共に紹介している。

 会場は5つのゾーンで構成。100色のニット素材で作られた1万パーツのインスタレーションはエマニュエル・ムホー(Emmanuelle Moureaux)が手掛け、島精機製作所が開発した無縫製ニットの技術ホールガーメントを最先端の編み機と映像で紹介するゾーンの演出はライゾマティクス(Rhizomatiks)が担当した。最後のフロアはポップアップショップとなり、パリの3つのブランド「アンドレア・クルーズ(ANDREA CREWS)」「Maison Labiche」「Keur Paris」とコラボレーションしたニットウェアが、会場限定で販売されている。

 柳井社長は会見で、ユニクロの服について「自分の個性を組み立てる部品」であり、また「日常を快適に過ごす最高の芸術品」であると前置きし、細部まで完成度を高め進化し続ける普段着としてのニットを紹介。特に島精機製作所のホールガーメントで作られた3D KNITについては「未来のニット」と自負する。1本の糸から立体的に編み上げるためロスが無く、プログラミングによってあらゆるデザインが可能。将来的には「注文生産で工場から個々に届けていくこともできるのではないか」とし、ニットを通じた服作りの新しい未来について考えを示した。

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