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2018.05.08

星野リゾート都内初の都市観光ホテル「OMO」が大塚に、”友人感覚”のガイドも提供

 星野リゾートが、5月9日に開業する新ホテル「OMO(おも)5 東京大塚」の内部を公開した。縦空間を有効活用した客室「YAGURA Room」では、屋根裏部屋のような「櫓(やぐら)寝台」やクローゼットの代わりとなる「仕掛け壁」など、ホテルの機能を保持しつつオリジナリティーのある空間に仕上げられた。また、ホテルから徒歩圏内にある店舗をガイドする新サービス「ゴーキンジョ(Go-KINJO)」を展開。「旅のテンションを上げる都市観光ホテル」を掲げ、ビジネス客ではなく家族や女性などの観光客をターゲットに"ディープな滞在"を提案する。

 

 「OMO」は同社にとって新カテゴリーとなる都市観光ホテル。東京大塚は都内初、ブランドとしては「OMO7 旭川」に続いて2棟目の施設となる。

 JR大塚駅から徒歩約1分という好立地で、内装デザインは「星のや軽井沢」や「星のや東京」などを手掛けてきた佐々木達郎氏が担当した。125室を揃える客室は19平方メートル程度とコンパクトな作りで、「YAGURA Room」1種類に統一。木材や畳など日本的な要素が多く使われたほか、ヒノキ材の高床式ベッドで下にソファを構えるなど、秘密基地のような高揚感のあるデザインにしたという。定員は3人までで、宿泊料金は1人あたり7,000円〜(2人1室利用時/消費税・サービス料込/東京都宿泊税が掛かる場合あり)。パブリックスペースはフロント機能だけではなく、オールデイカフェ「OMOカフェ」やロビーラウンジ「OMOベース」、ライブラリーなどを完備した。

 サービス面でも"旅のテンションを上げる"施策を提供。OMOベースに設置された縦2メートル、横3メートルの巨大な「ご近所マップ」では、スタッフが厳選した徒歩圏内で楽しめるスポットを紹介する。「ゴーキンジョ」は"ご近所専隊「OMOレンジャー」"が友人のように近所旅をサポートするサービスで、はしご酒や昭和レトログルメなど5つのコースを用意。散歩コースは無料としている。

 OMOを展開するのにあたり、外資系ホテル運営会社が「予算」によってセグメンテーションしているのに対し、OMOは「目的」によって分類。観光客だけにフォーカスすることで都市ホテルはどう変わるのか、同社としては大きな挑戦だったと星野佳路代表は語る。

 大塚がある豊島区は、少子化により存続が危ぶまれる自治体を指す「消滅可能性都市」に23区で唯一指摘を受けた。大塚は池袋と巣鴨に挟まれていることから都市としては目立たない街だったが、大塚を選んだ理由について星野代表は「他の都市は似たようなブランドが並ぶが、大塚は地元の人たちがこだわりを持って経営している居酒屋やバーなどの店舗が多い。だからこそ、"本当の東京の魅力"を感じていただけると思う」と自信を示した。サービス面は星野リゾートの強みでもある組織力を活かしながら改善し、進化させていくという。OMOとしては若者がさまざまな都市に足を運びたくなるようなブランドに成長させる考えだ。

■OMO(おも)5 東京大塚
住所:東京都豊島区北大塚2-26-1
開業:2018年5月9日(水)

OMO:公式サイト

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